パッケージのかわいらしさから思わず買ってしまうことを「ジャケ買い」と言いますが、お店や商品の名前でもやたらと興味をそそられてしまうことはありませんか? 私の場合、それが「嬉嬉豚」でした。 読み方は「うれうれぶた」。この幸せあふれる名前……気になりませんか? さらに調べてみたところ、「嬉嬉豚」を食べられるお店の名前が「君に、揚げる。」 これはもう行くしかありません。 池袋の「君に、揚げる。」では、一体どんなとんかつが食べられるのでしょうか。 「嬉嬉豚」とはどんな豚肉なの? 豚肉の産出額が全国トップクラスを誇る群馬県前橋市では、2009年から前橋市の良質な豚肉を使った料理コンテスト「T-1グランプリ」が行われるほど。ブランド豚の人気や積極的な広報活動が実を結び、群馬の豚肉の魅力やおいしさは全国的に広まりつつあります。 総合食肉卸業・株式会社ナチュラルポークリンクのブランド豚である「嬉嬉豚」も前橋市の広大な農場で育てられています。 「嬉嬉豚」の名は「動作に嬉しさがあふれているさま。嬉しくて動作がはずむさま」を意味する「嬉嬉(いそいそ)」から発想を受けたそうです。 「おいしいものを食べる前の心が弾む感覚まで味わって欲しい」という思いを込めて名づけられました。 「嬉嬉豚」の特徴はというと「きめが細かくなめらかで細かいサシ」「餅のような弾力で柔らかい」「肌身が白く美しいつや」「旨味が濃厚、脂に甘み」と、なんとも魅力的な言葉がホームページには並んでいます。 一体どんな豚肉なのか、ますます興味がわいてきます。 「君に、揚げる。」はどんなとんかつ屋さん? 嬉嬉豚とんかつを提供してくれる「君に、揚げる。」は、池袋にあります。 実はこちら、2020年8月に再オープンした店舗です。以前の店舗も池袋にありましたが、約1年の期間を経て移転再オープンとなりました。 もともとは運営会社がお肉を卸していたお得意様が運営していましたが、経営が苦しくなり高額な違約金のため店をたたむこともできなくなってしまいました。そこで運営会社がお店を引き継ぎ、嬉嬉豚を気軽に楽しんでもらえるアンテナショップとして再出発することとなりました。 マイナスからのスタートということもあり、話題になる面白い店名にしたいと考えた結果、クラウドソーシングでネーミングを一般公募して「君に、揚げる。」という店名に決まったのです。 そのユニークな店名、そして控え目な価格に確かな味ということもあり「君に、揚げる。」は人気レストランとなり、数々のメディアで紹介され行列のできるお店となりました。 しかし、店舗の契約更新の時期を迎え、予定通り池袋店を閉めるという決断に至ったのです。 その後、クラウドファンディングで支援を募り池袋での再オープンへと至りました。私も以前の「君に、揚げる。」へ伺ったことがあるのですが、あまりの行列で断念せざるを得なかった苦い経験があります。今回やっと、満を持しての再来店に胸がときめきます。 「君に、揚げる。」の店舗と営業時間は? 池袋駅から徒歩10分程度の場所にある「君に、揚げる。」は、平日はランチ11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の二部制です。 土日祝日は11:00-20:00(ラストオーダー19:30)の通し営業です。また水曜日は定休日でしたが、2020年10月から水曜日も営業になりました。 2020年3月には「君に、揚げる。」(極) が東京メトロ銀座線の稲荷町駅から徒歩3分の場所にできました。こちらは11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の完全二部制です。同じく水曜日が定休日です。 「君に、揚げる。」のメニューは? 「君に、揚げる。」は嬉嬉豚とんかつ定食がメイン。とは言え、嬉嬉豚とんかつ定食は1種類ではありません。 ・嬉嬉豚熟成肉ねむるぶたおふトン ロースとんかつ定食 ・嬉嬉豚特上ロースとんかつ定食…
肉・肉加工品
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国内のみならず世界中でも高い人気を誇る、松阪牛。松阪牛は脂肪の溶け出す融点が低く、舌触りがいいことでも知られています。そのため胃にもたれにくく消化が良いのも特徴です。 松阪牛を日常的に食べるのはなかなか難しいですが、「松阪牛牛脂」を使えば手軽に松阪牛の美味しさを堪能できます。 松阪まるよしの「松阪牛牛脂」との出会いはアンテナショップ アンテナショップ巡りをしていたときに出会った、松阪まるよしの「松阪牛牛脂」。アンテナショップに行くと、どれも欲しくなってしまい何を買おうかあれこれ迷います。迷っていたとき、後ろから声が聞こえてきました。 「あら、松阪牛の牛脂なんて売ってるのね」と女性のお客さん。「そうなんですよ」と店員さんが応えます。「これで野菜炒めするとすごくおいしいのよねー」とお客さんが言うと「そうなんですよ!おっしゃる通り。よくご存じですね!」とかぶせるように店員さんの声が弾みます。たまたま聞こえてきた会話なのに、もう気になって仕方ありません。 ひとまず心を落ち着けるかのように店内を一周し、迷わず「松阪牛牛脂」を手に取りました。 高級感あるゴールドのラベル、540円で手に入る極上の味 手のひらサイズの箱を開けると、瓶に入った「松阪牛牛脂」が入っています。瓶にはゴールドのラベルが貼られ高級感があります。瓶の中に密封された袋が入っていて、そこに「松阪牛牛脂」が入っています。 松阪牛の脂の融点は低いですが、さすがに冬場は白く固まっています。冬場でもカチカチに固まっているのではなく、指で押すと形が変わるほどの柔らかさです。 「松阪牛牛脂」をサラダ油などの代わりに使うことで、いつもの料理に松阪牛のコクやうま味が加わり料理がグレードアップします。 「松阪牛牛脂」の松阪まるよしの公式サイトはこちら 松阪牛 まるよし 松阪牛牛脂 378円 価格:378円(2020/9/25 12:01時点)
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私の大好きなローカルスーパーにオーケーストアがあります。新しく引っ越してきたママ友を必ずオーケーストアを連れて行く係と子どもの幼稚園で噂されていたくらい大好きなスーパーマーケットです。 そんなオーケーファンの私が、「オーケーストア みなとみらい店」にできたオーケーストア直営の焼肉店「和」へ行ってきました。 1997年から営業を続ける直営人気焼肉店の2号店、焼肉「和」 「オーケーストア みなとみらい店」に行った目的の一つが、焼肉「和」です。 焼肉「和」はオーケーストア直営焼肉店の2号店で、1号店は京急雑色(ぞうしき)駅にあります。 なぜそんな場所に?と思われるかもしれませんが、雑色には元々オーケーストアの本社があったサガン店があった場所です。 京急雑色駅周辺にはサガン店だけでなく、仲六郷店、南六郷店とオーケーストアが密集しています。サガン店は駐車場がちょっと少なく停めにくいので、私はよく仲六郷店や南六郷店に行っていました。 オーケーストアでは精肉にも力を入れていて、特に「オーケーストア みなとみらい店」ではA4規格の黒毛和牛を一頭単位で買い付けているのだとか。だからこそ、上質なお肉がお値打ち価格でオーケーストアで販売され、焼肉「和」でも食べることができるのです。 焼肉「和」の営業時間は11:00〜17:00(ラストオーダーは16:00)。10:40くらいに着いてしまいましたが、すでに開店を待っている方もいました。日曜日でしたが開店時間には3組ほど並んでいる状態です。12時頃には店内は満席に近い状態になりました。 ライス、キムチ、サラダ、スープが食べ放題!オーケー直営の焼肉店「和」 開店すると順番に店内に案内されます。テーブル席と小上がりになった席があり、お好きなところへどうぞというスタイルです。我が家は小さな子どももいないので、テーブル席へ。 待っている間にメニューも決めていたので、おしぼりを持ってきてくれたタイミングですぐに注文しました。 メニューは目玉である「和牛特選ロース1枚焼きランチ」、そしてA4黒毛和牛の「赤身焼肉」「特選カルビ」「上焼肉(イチボ)」、輸入牛の「カルビランチ」「ハラミランチ」「タン塩ランチ」となっています。 ボリュームのある「Wカルビランチ」「赤身カルビとハーフ&ハーフ」もあります。 そしてどのメニューにもライス、キムチ、サラダ、スープが食べ放題で、ランチタイムはプラス100円でドリンクバーも付けられます。 サラダバーは種類が豊富というわけではありませんが、レタス、千切りキャベツ、スライスオニオンが用意されています。ドレッシングも金ごま、フレンチ、すりおろしわさびと3種類用意されていて焼肉と一緒に食べるには十分です。キムチも2種類用意されています。 ドリンクバーはお子さまに人気のオレンジジュースやカルピス、コーラやスプライトに加えて、アイスコーヒーや紅茶、ホットコーヒーや温かいお茶も用意されています。 ロンドンで人気の「MOCKTAILS(モクテル)」という、おしゃれなノンアルコールカクテルの作り方も案内されているのでお酒が飲めない方、車で来ている方でも楽しめます。 アルコールメニューもオーケーだからこそのお値段です。ビール、サワー、ハイボール、ワインが用意されています。 1000円で十分おいしい!オーケー直営の焼肉店「和」 注文して、サラダバーやドリンクバーへ行っていると、待ったという間隔がないうちにお肉が運ばれてきます。 開店前にあれこれ話し合った末、「上焼肉(イチボ)」「ハラミランチ」「タン塩ランチ」というとても庶民的な選択をしました。 改めて思いますが、輸入牛とは言え780円で焼肉が食べられる上に、サラダバーもついてくるなんて。さすがのオーケー価格です。 運ばれてきたお肉はどれもきれいな紅色で、特に「上焼肉(イチボ)」はきれいなサシが入っています。 まずは牛タンから焼きます。お値段からぺらぺらと薄くて、トングでつかみにくいのかなとドキドキしていましたが全くそんなことはありませんでした。子どもでもひっくり返せるくらいしっかりと厚みがあり、それでいて子どもでも簡単に噛みきれる柔らかさでした。 テーブルにはレモン果汁も用意されています。 ハラミはしっかりとした厚みがあり、柔らかく味が濃いです。我が家は赤身好きなのですが、それでもカルビにするかハラミにするか迷いました。ハラミを口にした瞬間、その迷いが一瞬で消えてしまうほどおいしかったです。身も柔らかく、小学生の娘は注文したお肉の中でこれが一番おいしいというほどでした。 そして「上焼肉(イチボ)」。イチボは希少部位とも言われており、おしりの先の肉で脂肪分が少なくうま味がしっかりとした部位です。 厚すぎず薄すぎないちょうどいい厚みのイチボはとても柔らかく、噛んでいると口の中でうま味がどんどん増していきます。そして口の中で消えていく、焼肉食べてる!と感じられるお肉です。 思っていた以上においしく、そして安い!焼肉のおいしさはもちろん、オーケーストアのよさを再認識しました。オーケーストアみなとみらい店の横には、2019年にはアンパンマンミュージアムが移転してきます。混雑が予想されますので、ぜひその前に足を運んでみてはいかがでしょうか。…
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子どもたちが食べ盛りになり、食費がうなぎのぼりの我が家。 安くお肉をまとめ買いをできる場所がないか探していたら、月に一回直売会が行われる日光畜産というスポットを近場に発見しました。 毎月最終土曜日に開催される、日光畜産の直売会の様子やどのような肉を販売しているのかご紹介します。 板橋区の隠れ人気スポット!?日光畜産とは 今回訪れたのは、板橋区と練馬区にまたがる城北公園にほど近い場所にある食肉の卸売業者・日光畜産。日光畜産の創業は昭和44年。50年以上にわたって食肉の販売を手がけてきた老舗企業です。日光畜産では、普段は一般向けの販売は行なっておらず、銀座の老舗レストランの三笠会館や大手ホテル、料亭などに食肉の卸売を行なっているそうです。 そんな日光畜産が扱っている国産黒毛和牛や三元豚及び黒豚等のブランド豚肉、大山鶏等の鶏肉やラム肉、馬刺し等をだれでも購入できるのが、月に1回の直売会。地元では、毎月欠かさず訪れる人もいるほどの人気イベントなのだそうです。 最終土曜日の朝、日光畜産の直売会へ いつも土曜日の朝はのんびり過ごしがちな私も、この日ばかりはいそいそと準備をして自転車で直売会場へ。 直売会が行われているのは日光畜産の倉庫。城北公園という、地元ではおなじみの広大な公園のほど近くです。 駅でいうと東武東上線 上板橋駅より徒歩約10分、東京メトロ有楽町線/副都心線 氷川台駅より徒歩約15分ほどでアクセスできます。 即売会の受付開始時間は8時半、到着したのは9時過ぎ。 会場はこの通り、多くのお客さんで大にぎわいでした。 整理券を受け取ったところ、すでに50人待ちでした。どのくらい待つのか従業員の方に聞いたところ、およそ45分待ちとのこと。なかなかの混雑です。 私が即売会へ行ったのは8月の最終土曜日。照りつける日差しはまだまだ強烈で、テントの下で順番が来るのを待つことにしました。 座って待っていたら「肉を入れるスペース作るために、昨日冷凍庫の中身食べきったよ」と常連らしき方が話している声が聞こえてきました。常連さんの直売会にかける意気込みが伝わってきますね。 日光畜産の周辺は、カフェやコンビニなど、時間を潰すところがないので要注意です。整理券を取って一度家に帰る人や、車で来て、車内で待っている人も多いようでした。 ※以前は敷地内で焼肉の無料試食会を行なっていたそうなのですが、今はコロナウイルスの感染防止対策のためか実施をしていませんでした。残念! いざ、即売会へ! 小一時間ほどで順番が来たので、保冷バッグを携えて倉庫の中へ。10坪ほどのスペースに所狭しと肉、肉、肉が並べられています。 ラインナップとしては、牛肉だけでなく鶏肉、豚肉、馬肉、鹿肉、ラム肉、ソーセージなどの加工肉と非常にラインナップ豊富。なかなか手に入らないジビエ肉も安価に手に入れられるところがポイントですね。 販売しているお肉の一部を紹介します。 極太牛すじ肉 400g200円は安い! サラダチキンならぬサラダホース。そのまま食べても美味でした。 鳥もも肉は2kgで1800円。育ち盛りの子どもがいる家庭に嬉しい!むね肉は半値ほどで販売されていました。 ローストチキンはクリスマス料理やおもてなしに良さそうです。 味付きゲタカルビはバーベキューにぴったり。価格もリーズナブルです。 国産黒豚の切り落としもこのお値段!…
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都内で生活していると、大きなショッピングセンターへ行くのはちょっとした遊園地にいくようなわくわく感があります。 人それぞれお気に入りのショッピングセンターがあると思いますが、用事がなくてもなんとなく行かずにはいられない私のお気に入りのショッピングセンターがイオンモール堺北花田店です。 大好きなショッピングセンターに、無印良品が世界初の食の専門売り場をオープンさせたと聞いたら行かないわけにはいきません。3月のオープンから、やっと行くことができました。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は車でも電車でもアクセスしやすい イオンモール堺北花田店は大阪メトロ御堂筋線の北花田駅、2号出口すぐの場所にあります。駅直結なので雨の日でも安心ですし、迷う心配もありません。また車の場合でも、立体駐車場も平面駐車場も用意されています。 イオンモール堺北花田店にはリニューアル前も「無印良品」がありました。1階であることは変わりはありませんが、元々は阪急百貨店だった場所に移動しました。 食の専門売り場はもちろん、洋服や文房具、家具や「Cafe&Meal MUJI」がそろった世界最大級の無印良品です。 世界最大級なので、当然ながらとにかく売り場が広い!有楽町の無印良品も広いですが、イオンモール堺北花田店やはりワンフロアということもあり開放感がありゆったりとした雰囲気になっています。 無印良品らしい清廉さにウッディな作りが温かみを感じさせ、性別や年齢を問わなず誰でも受け入れてくれる雰囲気になっています。 イオンモール側から「無印良品」へ入ると、まずは婦人服売り場が目に入ります。その向かいには「Cafe&Meal MUJI」があり、開放感があるので人が吸い込まれるように入っていくのが見えました。もちろん私も吸い込まれました。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は精肉、鮮魚、地元野菜もそろう イメージとしては左側が洋服や文房具、家具を取り扱うエリア、右側が食品エリアというのを思い浮かべていただければ分かりやすいのではないでしょうか。 どこにどんなものがあるかが直感的にわかるというのは、買い物する上で意識することはないものの大切なことです。 初めてのお店でも「これはあの辺りかな」とすぐわかるお店もあれば、そうでないお店もありますよね。 探し回りながらあれこれ見るのは楽しいけれど、できたら私はお目当てのものを見つけてからあれこれ見たいのです。 野菜売り場には地元大阪産の野菜が数多く並んでいます。生産者の名前はもちろん、大阪のどの辺りで作られたものなのかも表示されています。 おなじみの野菜からあまり見かけない珍しい野菜まで、野菜売り場だけでもついつい足を止めて眺めてしまう充実ぶりです。 奥へ進んでいくと鮮魚売り場、そしてその奥に精肉売り場があります。 鮮魚売り場は切り身の魚だけでなく、氷がいっぱい入ったショーケースにかつおや穴子などがまるごと並べられています。そのお隣にはホッキ貝やあわびなどの貝類も並んでいます。 精肉売り場も同様で、日本国内の牛肉、豚肉、鶏肉がそろっています。 そして肉売り場には、とんかつやメンチカツ、ピーマンの肉詰めなどデパ地下のようなお総菜売り場が併設されています。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は値段も手頃なデパ地下感覚 お惣菜は揚げ物だけでなく、サラダやローストビーフ、焼きそばやお好み焼き、お弁当のラインナップも豊富です。店頭に並んでいる厳選された食材を使っていることもあって、どれも豪華でおいしそうです。 充実しているのは生鮮食品やお惣菜だけではありません。 調味料や食材も、日本各地の厳選された物がそろっているのでコンパクトなスペースなのに一日過ごせてしまいそうです。 ずらっと並んだ、お酢や油、お麩や乾物。派手さがないけどいいものが見事に並んでいるのを見るとわくわくします。 まるでデパ地下のようですが、デパ地下に比べると売り場がコンパクトなので買い物のしやすさを感じます。 お弁当も食材も文房具も衣類も、全部まとめてお会計ができるのは本当に便利です。…
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外食チェーンはどこで食べても同じ味、だからおもしろくないと思われがちです。でもそんな外食チェーン店にも一部の地域にしかない、その場所に行かないと食べれないお店もあるのです。もしいつものチェーン店に飽きてしまったら、ご当地チェーン店に行ってみるのはいかがでしょうか? 今回は静岡エリアしかお店がないのに、口コミで人気が広がり、全国にファンがいるげんこつハンバーグの炭焼きレストラン「さわやか」をご紹介します。 げんこつハンバーグの店「さわやか」は静岡ではみんなが知ってる 私が「さわやか」の存在を知ったのは友人からの口コミでした。静岡には静岡でしか食べられないおいしいハンバーグのお店があるらしい、というのを聞いて以来ずっと気になっていました。そしてそのお店では、「げんこつハンバーグ」という拳ほどの大きさのハンバーグを目の前で焼いてくれて、ミディアムレアの絶品ハンバーグを食べられるというではありませんか。 静岡県内に31店舗ある「さわやか」は、浜松エリアに数多くの店舗があります。静岡県はとても広いので、東京に近い方の静岡なのか、愛知に近い静岡なのかで行きやすさが大きく変わってきます。静岡や焼津あたりまでだと十分日帰りでも行けます。しかし浜松まで行くとなると、あちらも見たいこちらも行きたいと欲が出てきてしまい、ますますハードルが上がってしまいます。 「さわやか」は浜松エリアに店舗が多いですが、焼津より東側の静岡市エリアにも10店舗以上あります。東京からでも十分日帰りで行くことができます。静岡というとやっぱり新鮮な魚を食べたくなるものですが、静岡でしか食べられない「さわやか」のハンバーグというのもぜひ選択肢に入れて欲しいと強くおすすめします。 以下のページからは高速道路のICから近い店舗や駅から近い店舗が調べられるだけでなく、各店舗の待ち時間も見ることができます。 げんこつハンバーグの炭焼きレストラン「さわやか」店舗 いつ行っても大行列ができているハンバーグの店「さわやか」 私が念願の「さわやか」に初めて行ったとき、驚いたのはその行列の長さです。日曜日だったので、ガラガラだとは思っていなかったのですが、何と言っても行った時間は午後4時。ランチにしては遅すぎる、ディナーにしては早すぎる。もっとも少ない時間帯なのに、お店の外にまで長い行列ができていました。その日中に都内に帰る予定で、渋滞を考えるとここで時間を取られてしまうのはとても厳しい。そう分かってはいたけれど、この時間にこれだけ人が並んでまで食べたいハンバーグを諦めることはできませんでした。 2回目に「さわやか」へ行くと決めた時は店舗を決め、待ち時間なく食事ができるよう開店と同時に行く予定を立てました。開店は11時、5分ほど前に着くとすでにお客さんがぎっしり。土日祝日は開店時間が15分早まり、10時45分にオープンするのを知りませんでした。 店頭で受付をすると、番号とQRコードが書かれた紙を渡されます。店を離れても待ち時間が確認できるのですが、注意しなくてはならないのは呼び出された時に店内にいないとキャンセル扱いになってしまうことです。幸い5分ほどで案内されたのでホッとしました。 「さわやか」に行ったらぜひ食べたい「げんこつハンバーグ」 「さわやか」へ行ったら絶対に食べたいのが250gの「げんこつハンバーグ」。名前の通り女性のげんこつほどのサイズのハンバーグが、熱々の鉄板にどーんと乗っています。 テーブルに置かれてから、目の前で店員さんが長いナイフで半分に割り内側を焼き、仕上げにソースをかけてくれます。 目の前でジュージューといい音を立てて焼き上げられるハンバーグに、大人も子どもも目がくぎ付けです。半分に割ってもしっかりと厚みのあるハンバーグは、「さわやか」おすすめの焼き加減ミディアムレアでいただきます。 ミディアムレアの「げんこつハンバーグ」、炭火でしっかりと焼かれ鉄板に置かれた表面はカリッと香ばしく、中は赤身が残り肉の柔らかさを感じます。あふれる肉汁と鉄板の上で弾けるオニオンソースが合わさり、言葉も忘れて無言で食べ続けてしまうおいしさです。 「さわやか」のハンバーグは、牛肉100%で袋井市にある自社工場で作られ毎日お店へ届けられています。工場では毎日ハンバーグが製造され、そして毎日3時間かけて清掃されています。 毎日作られているハンバーグの原料、加工工程、品目別製品で菌検査を行い、大腸菌ゼロ=O157ゼロが確認されています。 ミディアムレアがおすすめではありますが、店員さんもお好みの焼き加減を聞いてくれます。熱々の鉄板の上で、ハンバーグをお好みの焼き加減に調整することもできます。 おいしいハンバーグをお腹いっぱい食べて、幸せ。なんでハンバーグは人をこんなに幸せにするのでしょう。 お会計の後で、口直しの爽やかなミントの飴をもらえます。小学校4年生までのお子さんには、おもちゃのプレゼントもありお店を出ても続く幸せ。 ぜひ静岡に行ったら「さわやか」へ足を運んでみてください。 げんこつハンバーグの炭焼きレストラン「さわやか」 テーマパーク並みの行列!静岡の人気チェーン店「さわやか」のげんこつハンバーグを食べてみて was last modified: December 27th, 2018…
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私が初めて新潟に行ったのは2010年の夏のこと。何を見ても楽しく、素晴らしく、美しかった新潟旅行は、今でも家族で話題になる思い出になっています。 その時、新潟のご当地唐揚げと知らずに何気なく買った「鶏半身揚げ」。あまりのおいしさに感激し、今回新潟へ旅すると決まった時から、何としてもお土産に買って帰りたいと思っていました。久々に食べた半身揚げはやっぱり絶品でした。 カレー風味の「鶏半身揚げ」の元祖は鶏専門店「せきとり」 カレー風味の「鶏半身揚げ」は、ご当地グルメを紹介する番組などでもたびたび紹介されています。「鶏半身揚げ」の元祖と言われているのが、日本唐揚げ教会主催の全国唐揚げグランプリ半身揚げ部門で7年連続金賞を受賞し、扶桑社「日本全国お取り寄せ手帖」にも掲載されている「鶏専門店 せきとり」の半身唐揚げカレー味です。 鶏肉の「半身揚げ」は新潟市内を中心に、下越地方では鶏の一般的な食べ方として定着している食べ方なのだそうです。クリスマスの時期にはこのサイズのチキンはよく見かけますが、なかなか普段東京では見かけないサイズです。 昭和34(1959)年創業の「せきとり」では子どもの大好きなカレー味からヒントを得て、「カレー味ならばモモ肉だけでなく、半身まるごと食べてもらえるはずだ」と鶏肉の半身揚げの提供が始まりました。今ではお持ち帰りお土産が、売上の半分を占めるほどの人気になっているのだとか。 今回は残念ながら都合が合わず「せきとり」には行けませんでした。急速冷凍で旨みを封じ込めた味付け完全調理済みのカレー味の半身唐揚げが、1個づつ真空包装された状態でインターネットでも購入することができます。 公式サイト「せきとり」 新潟伊勢丹の地下1階「鳥惣」でもカレー味の「鶏半身揚げ」を購入できます 旅先のデパ地下もとても魅力的です。スーパーマーケットには売っていない珍しいご当地食材が並び、キラキラと輝く空間に心もうきうきとして、ついいつも以上にお買い物しすぎていまいます。 今回私が「鶏半身揚げ」を購入したのは新潟伊勢丹の地下1階、食料品フロアにある「鳥惣」です。たくさんの焼き鳥やチキンカツと並んで「骨付きモモ肉カレー味唐揚げ」「骨付きモモ肉ニンニク味唐揚げ」、そして「若鶏半身カレー味唐揚げ」「若鶏半身ニンニク味唐揚げ」が並んでいます。 迷うことなく「若鶏半身カレー味唐揚げ」を買うと、1袋ずつ丁寧にパックに詰め袋にいれてくれます。買った時はまだ温かかったので、家に着いた頃には袋の中に水滴が付いていました。塩胡椒と思われる小さなボトルも入っていて、こちらを付けながら食べるようです。 カレー味の「鶏半身揚げ」は、その大きさにびっくり! 「若鶏半身カレー味唐揚げ」は、半身を揚げているだけあってかなりの大きさです。 温め方などが書かれた紙が入っていなかったのでどう温めようか迷いましたが、電子レンジとトースターを両方使いました。最初に電子レンジで4〜5分温め、その後トースターに入れて約2~3分温めました。 「若鶏半身カレー味唐揚げ」は女性の握りこぶし2つ分くらいの大きさがありますが、身はとても柔らかく真ん中で簡単に分けることができてしまいます。骨と身を分けるのも難しくはなく、簡単に骨離れするので食べるのに苦労はしません。カレー味はそれほど強くなく、ほんのりカレー風味といったところでしょうか。 そこで一緒についてきた小さなボトルに入ったものを付けてみようと、小皿にちょっと出してみました。塩胡椒かと思いましたが一応指でなめてみると、塩胡椒とカレーのスパイシーな風味を感じます。これはなかなか辛い、でもおいしい。大きいかなと思った「若鶏半身カレー味唐揚げ」も気が付けばあっという間に完食です。 次に食べられるのはいつかな。食べ終わった瞬間からそんなことを考えてしまう、おいしい「半身揚げ」でした。
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ある地域では誰も知らない人がいないくらい有名なのに、その地域を出るとほとんど知られていない商品やお店は結構多いもの。 群馬県民のソウルフードとも呼ばれる、上州御用鳥めし本舗「登利平」もそんなお店の一つです。ずっと食べてみたいと思っていた「鳥めし」を食べに「登利平」に行ってきました。 「登利平」の鳥めしは群馬県を中心に埼玉県の一部地域でも購入できます 上州御用鳥めし本舗「登利平」は、昭和28(1953)年に前橋市で小料理屋としてスタートしました。常連さんの間で好評だったのが、自慢の秘伝のたれと薄くスライスした鶏肉、そしてふっくらご飯のコンビネーションが抜群の「鳥重」です。 この「鳥重」をもっと多くの方に食べて欲しいとの思いから、昭和47(1972)年に「有限会社登利平」を発足させ、前橋市に調理センターを開業しました。 「登利平」の店舗は群馬県内に28店、埼玉県内に3店、そして2017年6月栃木県内にも1店舗がオープンし、合計32店まで増えています。10個以上なら電話やFAXでの注文はもちろん、オンラインでも注文することができます。 「登利平」の配送エリアは細かくホームページに記載されていますが、10個から配送を受け付けてくれるエリアと20個からのエリア、配達可能だけれども電話での問い合わせが必要なエリアに分かれています。 「登利平」は宴会もできる広めの店舗と、食事ができる店舗とテイクアウトのみの店舗の3つの種類がありますが、どの店舗でもテイクアウトの「鳥めし」を買うことができます。 路面店だけでなく、ショッピングセンターや道の駅、高崎駅の新幹線改札内など、旅行の日程に合わせて店舗を選べます。 「登利平」自慢の「鳥重」を味わいに、イオンモール高崎店へ イオンモール高崎店の中にある「登利平」は、ショッピングモールの中にあるので初めての方でも入りやすい雰囲気です。お店の外にはメニューも展示されているので、どんなメニューがあるかお店の中に入る前に見ることができるのはうれしいです。 中へ入ると店内は、落ち着いた優しい温かみのある雰囲気です。メニューの1ページ目に「御重定食」が載っていて、ここに「鳥めし」を使ったメニューも載っています。 不動の人気を誇る「鳥めし竹重」は、ご飯の上に鶏ムネ肉の薄切り肉と卵そぼろが乗せられています。卵の黄色と鶏肉の茶色のコントラストが色鮮やかで、食欲をそそります。ふたを開けた瞬間から秘伝のタレのいい香りが漂っていて、写真を撮る間さえ惜しく感じます。 鶏ムネ肉の薄切りはしっとりと柔らかくまったくパサつきは感じません。甘辛い秘伝のたれの味が口の中いっぱいに広がり、簡単に噛みきれる鶏ムネ肉の食感は心地よく、箸が止まりません。卵そぼろはほんのりと甘さがあり、しっかりとした卵のうまみも感じられます。 「鳥めし松重」は、あっさりとしたムネ肉とコクのあるモモ肉のおいしさと食感を食べ比べることができます。食べごたえもコクもある鶏モモ肉はジューシーで、鶏モモ肉を食べると鶏ムネ肉を食べたくなるし、鶏ムネ肉を食べると鶏モモ肉が食べたくなる。ご飯にも甘辛いたれが染みこんで、こちらも箸が止まらないおいしさです。備え付けの山椒をかけても全体の味が引きしまるのでおすすめです。 秘伝のたれはこってりと甘くスッキリとした醤油の辛さが相まって、それはもう絶妙なおいしさです。鶏肉が乗せられたご飯は珍しくありませんが、「登利平」の「鳥めし」はこれまで食べたどの鳥めしよりもおいしかったです。 お持ち帰り用「鳥めし竹弁当」は、食べ終わった瞬間食べたくなるおいしさ 「登利平」イオンモール高崎店で食事を終えた後、お持ち帰り用の「上州御用鳥めし竹弁当」をお土産に買って帰りました。普通だったら食事までしてさらにお弁当まで買って帰ることはしませんが、それをしてしまうくらいおいしかったんです。 「上州御用鳥めし竹弁当」はご飯の上に薄切りにした鶏ムネ肉が敷き詰められ、秘伝のたれがかけられています。お店で食べるよりもお持ち帰りの方がご飯に鶏の味が染みこみ、まるで炊き込みご飯のようなうまみを感じます。あっという間に食べ終わり、「また食べたいな」と思わずにはいられないお弁当でした。 こんなにおいしいお弁当が710円で食べられるなんて、群馬の方がうらやましい! 「登利平」のお店があるエリアに行くことがあったら、多少予定を変更してでも買いに行きたいお弁当です。 上州御用鳥めし本舗「登利平」
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地元で長年愛される名店には、おいしいものがあるのは当然のこと。ネットやテレビ、雑誌で知る評判のお店もいいけれど、やはり友人からの口コミほど強力な情報源はありません。友人が教えてくれた五反田の「信濃屋」は鶏肉専門店で、鶏肉がおいしいのはもちろんお総菜や焼き鳥、お弁当も絶品です。中でもおすすめなのが「鶏メンチ」です。 鶏肉専門店「信濃屋」は五反田駅から約3分です 五反田は不思議な街です。風俗街の印象がある方もいれば、美智子様のご実家があった場所という印象を持っている方もいたりと大きな振れ幅をもったエリアです。この大きな振れ幅こそ五反田の魅力で、新しいお店も昔ながらのお店も集まっています。 鶏肉専門店「信濃屋」は、JR五反田駅の西口を出て高架を走る東急池上線を見ながら目黒川を渡った場所にあります。お昼時や夕方にはお弁当やお総菜を買い求める人で行列ができているのですぐに分かります。 目黒側に面した店の正面では、お総菜や焼き鳥、お弁当が販売されています。左側の通路を通り店の奥へ進むと、鶏肉専門店になっています。お昼時にはやかんに入ったお茶と紙コップが用意され、気候のいい日は近くの公園でお弁当を食べるという人も少なくありません。 「信濃屋」では鳥取県の大山鶏を中心に扱う鶏肉専門店です。大山から直送された鶏体を、店内で1羽ずつ丁寧に手作業で解体しています。そのため、肉のぷりぷりとした弾力が違います。もちろんお弁当やお総菜にもこの鶏肉が使われ、唐揚げやメンチカツを揚げる油にはたくさんの鶏の油を溶かしたものをが使われています。 ランチタイムには行列必至、コスパの高いお弁当は4種類 「信濃屋」のお弁当は4種類、「鶏そぼろ丼」「唐揚げ弁当」「焼き鶏丼」「照り焼き丼」です。月に一回程度、チキンカレーが並ぶ日もあります。「焼き鶏丼」は520円ですが、その他は全て500円という驚きのお値段です。女性だとお弁当一つで十分のサイズですが、男性はお弁当プラスして唐揚げやメンチカツを購入していく方も多かったです。 もちろん全部おいしくておすすめなのですが、私のお気に入りは「焼き鶏丼」です。毎回行列に並んでいる間、散々迷っても結局選んでしまう信濃屋の「焼き鶏丼」は、とても520円とは思えません。 きざみ海苔が乗ったご飯の上に、にく、つくね、ねぎまが3本分とたまご焼きが乗せられています。タレだけを購入していく方もいるという秘伝のタレは、何種類もの砂糖やこだわりの醤油などをブレンドして生み出されています。ぷりっとした鶏の弾力に、キレのある辛さをもちながら絶妙な甘さを持つタレが本当によく合います。濃いたまごの味にほんのり甘みのあるたまご焼きも「焼き鶏丼」によく合い、無心で食べてしまう幸せを感じるお弁当です。 「信濃屋」は人気商品の「鶏メンチ」、1個130円で買える幸せ 「信濃屋」に行ったら毎回買うのが1個130円の「鶏メンチ」です。人気商品なのでショーケースの中でも「鶏メンチ」は一番上の広い面積を取って陳列されています。注文すると、「信濃屋」オリジナルの耐油袋に入れてくれます。最近ではこういう形でお総菜を売っているお店も減ってしまったので、こういう味のある袋で手渡されることもうれしいものです。 ほかほかと温かい「鶏メンチ」は幸せな気分になります。 女性の握りこぶしくらいの大きさもある「鶏メンチ」は、しっかりと食べごたえもあり肉を感じるメンチカツです。温かい「鶏メンチ」がおいしいのはもちろんですが、「信濃屋」の「鶏メンチ」は冷めてもおいしいのであえて温め直しはせずにそのまま食卓に出しています。ソースを付けて食べてもおいしいけれど、からしを付けて食べるのもおすすめです。 「信濃屋」の「鶏メンチ」は衣のザクザクとした食感がよく、鶏の脂を溶かしてあげているだけあって、衣までしっかりとした鶏の旨みを感じられます。他では味わえない絶品の「鶏メンチ」は、ぜひ五反田に来たら立ち寄って欲しい名店です。 鶏肉専門店「信濃屋」
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兵庫県をはじめとする大阪府、京都府などの関西地方では誰もが知っているのに、全国的にはほとんど知られていない「ポールウインナー」。見た目はよくある魚肉ソーセージです。初めて見たときは「普通の魚肉ソーセージじゃないの?」と戸惑いましたが、食べてびっくり、お肉の味がするウインナーです。 「ポールウインナー」は関西では給食にもでるくらい人気 他にはない独創的なものを作りたいという思いから「ポールウインナー」は研究・開発されました。セロハンでウインナーソーセージを作ったのは伊藤ハム創業者の伊藤傳三氏が初めてでした。 当時セロハンは飴や薬などを包むのに使われていたので、その裁ちくずを適当な大きさに切りそろえ筒状になるようにのり付けして作られていたのだとか。その当時からパッケージや主な原材料はほとんど変わらず、昔ながらの味を守っています。 いつ食べても「懐かしい!」と思うのにはもう一つ理由があります。1965年から1990年代までは、学校給食でも提供されていました。「小学生の頃いつもおやつに食べていた」「冷蔵庫にはいつも入ってた」なんていう、日常に当たり前に存在しているのが「ポールウインナー」です。 公式サイトで「ポールウインナー」の目撃情報を確認できます 進学や就職で関西地方から関東など他の地方に出てから「ポールウインナーをみんな知らない!?」「ポールウインナーが売ってない!」とがく然とする方も多いのだとか。そのためか「ポールウインナー」の伊藤ハムの公式サイトでは、取扱店舗とは別に「ポールウインナーみーつけた!」というポールウインナーの目撃情報を共有できるページがあります。 これを見れば自宅近くで「ポールウインナー」を売っているお店がどこなのかすぐに分かります。コメントも一緒に投稿されているので、「ポールウインナー」を見つけた喜びと同時に「ポールウインナー」がいかに愛されているかが伝わってきます。とても見やすいのでついつい自分の家の近所を調べてしまいました。これで我が家はいつでも「ポールウインナー」を入手できます。 「ポールウインナー」が全国展開できない理由は? 関西地方では圧倒的な人気の「ポールウインナー」は、これまで何度も販売エリアを拡大しようと試みられてきました。メディアやネットなどで紹介される機会は増えているものの、なかなかうまくいかないのだそうです。 その理由はハッキリとは分かっていませんが、理由の一つは関東ではおなじみの魚肉ソーセージに見た目が似すぎていることでしょう。おなじみの魚肉ソーセージは直径2cmほどの太いタイプのものが多いですが、「ポールウインナー」は1cmほどと細長いタイプです。見た目がちょっと物足りなく感じさせるのかもしれません。 そしてもう一つの理由が値段です。今回私が購入した「ポールウインナー」は10本入りで494円、魚肉ソーセージは5本入りで127円でした。倍ほど値段が違うのは、一般的にはなかなか大きいのではないでしょうか。 いつも身近にある庶民的なものだからこそ、手に取ってみるまでの見た目と値段が重要なのでしょう。見た目では違いが感じられないので、なかなか買うところまでいかないのかもしれません。 でも、「ポールウインナー」は魚肉ソーセージとは全く違います 見た目がそっくりの「ポールウインナー」と魚肉ソーセージですが、実際どう違うのか食べ比べてみました。違いがよく分かるよう、魚肉ソーセージも「ポールウインナー」と同じように細いタイプのニッスイの「おさかなのウインナー」を購入しました。 「ポールウインナー」には豚肉、マトン、牛肉のほかに魚肉のたらも使われています。「おさかなのウインナー」には魚肉としか書かれていませんでしたが、魚肉ソーセージの多くはたらのすり身を使って作られています。 開け方にはどちらも違いはなく、はさみなどを使わずにぺりっと簡単に開けて食べることができます。 色はかなり違いがあります。「ポールウインナー」は肉を使っていることもありますが赤みがあり、着色料や発色剤が使われています。「おさかなのウインナー」は白に近い淡いピンク色で、クチナシやトマトリコピンで着色しています。 そして食べてみると、味は全く違います。「おさかなのウインナー」は、プリンとした歯ざわりで、あっさりとしたシンプルな味わいです。マヨネーズを付けて食べてもいいですね。「ポールウインナー」を口にしてみると、魚肉ソーセージのような弾けるような感じではなく、ハムに近い食感です。そしてどっしりとした肉の重みを感じる味がします。粒こしょうを付けて食べても美味しいワイルドな味わいなので、クセを感じる方もいるかもしれません。 我が家でも「おさかなのウインナー」派と「ポールウインナー」派できれいに分かれ、男性陣にはポールウインナーが人気でした。そのままでももちろん食べられますが、お肉の味がしっかりしているのでナポリタンなどの料理に使っても美味しくなります。 おやつはもちろん、夕食前にお腹が空いて待ちきれない子どもにもおかず代わりに渡せます。おつまみにも使えますし、あと一品欲しいと言うときにもアレンジして料理しやすい「ポールウインナー」。次回は手巻き寿司にも使ってみたいです。 伊藤ハムの「ポールウインナー」公式サイトはこちら 伊藤ハム ロイヤルポールウインナー ソーセージ 10本入 価格:398円(2017/11/2 15:10時点) 関西では大人気「ポールウインナー」が全国展開しない理由を考えてみた…