ずっと食べてみたかった沼田名物の「みそぱん」。 今や「みそぱん」は群馬名物。群馬県内のパン屋さんやスーパーでも、パンにみそを挟んだ「みそぱん」を買うことができます。 いつか沼田に行ったら食べてみたいと思っていたフリアンパン洋菓子店の「みそぱん」。今回の旅で、やっと念願が叶いました。 沼田のローカルだった「みそぱん」を群馬名物にのし上げ、今や遠方から買いに来る人も多いフリアンパンの「みそぱん」。 「みそぱん」とはどんなパンなのでしょうか。 群馬名物「みそぱん」とは? 今やテレビや雑誌などで群馬名物として紹介されるようになってた「みそぱん」。 ふかしたふわふわの生地を焼いてみそだれを塗った「焼きまんじゅう」も群馬名物ですが、その「焼まんじゅう」のみそだれをパンに塗って販売したのが「みそぱん」発売のきっかけとも言われています。 群馬名物「焼きまんじゅう」は甘辛い味噌だれがくせになる美味しさです。 「焼きまんじゅう」と「みそぱん」と聞くだけで、ご当地色の強さを感じてわくわくします。甘くてしょっぱいあの焼きまんじゅうのみそだれとパン。合わないわけがありません。 この「みそぱん」を一気に有名にしたのが、群馬県沼田市にある「フリアンパン洋菓子店」です。 沼田市内に3店舗ある「フリアンパン洋菓子店」 「フリアンパン洋菓子店」は沼田市内に3店舗あります。 ベーカリー&カフェ グリーンフォレスト 郊外1号店は、関越自動車道「沼田IC」から車で約2分と行きやすい場所にあります。年中無休で、営業時間は9時~18時となっています。 沼田市内にはフレッセイビバタウン店とフレッセイ沼田店もあり、お買い物のついでにみそぱんを購入できます。 今回私が伺ったのはベーカリー&カフェ グリーンフォレスト 郊外1号店。 駐車場もあり、建物もかわいらしい上に「フリアンのみそぱん」と書かれたのぼりが立っていたのですぐに分かりました。 店内は活気のある、近所の人に親しまれているパン屋さんといった印象。みそぱんだけでなく、かわいいキャラクターのクリームパンや惣菜パン、食パンなど数多くのパンが並んでいます。 フリアンパンの「みそぱん」が買える主な販売店 レジの前にはフリアンパン洋菓子店の3店舗以外で、「みそぱん」を販売している店舗が書かれていました。 沼田のフリアンパン洋菓子店まで「みそぱん」を買いに行ったからこそ、沼田市以外でも購入できることが分かりました。 利根・沼田地域 ベイシア沼田店、ベイシア月夜野店、ベイシアマート沼田店、フレッセイ沼田店、フレッセイ恩田店、漬物処加作、望郷の湯、想いで(沼田駅)、ファミリーマート久屋原店、ファミリーマート月夜野店、昭和の湯 渋川・子持地域 ベイシア渋川店、ベイシア子持店、とりせん渋川店、とりせん子持店、Jクエスト鯉沢店、マルフクストアー、 前橋・吉岡地域 ベイシア前橋店、ベイシア岩神店、ベイシアみなみ店、とりせん菅谷店、カスミ(前橋リリカ) 高崎地域 イオン高崎、イーサイト高崎(高崎駅東口)、オーパ高崎、 伊勢崎地域…
味噌
-
-
細長い小判型のお米に味噌のようなものをぬった「五平餅」。朝の連続テレビ小説『半分青い』に登場したり、木曽や飛騨の郷土料理としても有名です。 中部地方や長野県にある道の駅や高速道路のサービスエリアなどでよく売られていて、甘いにおいにそそられて購入したことがある人も多いはず。私も昨年、真夏に妻籠宿を旅したときに焼きたての「五平餅」を食べました。暑い中で食べたあつあつの「五平餅」、今でも鮮明に覚えています。 今回はその味を思い出しながら「五平餅」を作ってみました。 「五平餅」の名前の由来は神に捧げる「御幣」から 五平餅の起源はあまりにも古く、さだかな定説はありません。一般的なのは、神道において神に捧げる「御幣」の形をしていることからこの名がついたとするもの。実際、「御幣餅」と表記して販売しているところもあるそうです。 また、その昔、山深い仕事場で木こりの「五平」あるいは「五兵衛」が木の皮片に飯を握り付けて焚火で焼いて食べたのが今に伝えられたともいわれています。 その人物は木こりであったり猟師であったり、また大工とするものもあり、似たような伝承が各地に存在します。 いずれにせよ、江戸時代中期頃に木曽・伊那地方の山に暮らす人々によって作られていたものが起源というのが濃厚なのだとか。 米が貴重であった時代、ハレの食べ物として祭りや祝いの場で捧げられ、食べられていた郷土食です。 自宅でも手軽に作れる五平餅レシピ 五平餅を作るには何を用意したらいいのでしょうか?材料とレシピをご紹介します。 こちらのサイトを参考にさせていただきました。出典:https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/2558 [penci_recipe] 五平餅はもち米ではなく、いつものごはんで作れます。意外にも家にある材料がほとんどなので、簡単に作れそうです。 五平餅の作り方をさらにじっくりお見せします 五平餅のレシピをもとに、私たちも実際に作ってみました。ここでは実際に作ってみてわかった美味しさのコツをご紹介します。 用意するものはこんな感じです。味噌や醤油、砂糖など、ほとんど家にあるもので作ることができます。くるみはダイソーで100円で買ってきました。 ごはんが冷めないうちに始めたいので、割り箸など必要なものはあらかじめ用意しておきましょう。 温かいごはんをすり潰す まずはごはんをすりこぎで潰していきます。冷めたいごはんでも作れますが、冷めているとすり潰しにくいので、電子レンジで温めてから潰す方が楽にすり潰せます。 すり潰し具合はお好みですが、粒が残っていてもおいしいですよ。 潰したごはんを小判形に整形する 五平餅の、小判型のあの形にしていきます。今回はビニール手袋を使いましたが、おにぎりを作る時のように手を濡らしても作ることができます。 割り箸をさして表面を乾燥させる 5本だと少し大きめの小判型になるので、お子さまが食べる場合には6本分で作るといいと思います。もしくは小さめの2つの小判型を1本の割り箸にさすと食べやすくなります。 ここで約20分、ごはんの表面を乾燥させます。裏返す必要はありません。この間にくるみ味噌だれを作ります。 くるみ味噌だれを作る まず、すり鉢でくるみをすり潰し、そこへ味噌やねりごまを加えていきます。材料を加えては混ぜ…を繰り返していくと、ふんわりいい香りがしてきて五平餅の味噌だれが完成します。 くるみがない場合は味噌を大さじ1から大さじ2に増やせば、シンプルな味噌だれになります。個人的には、やっぱりくるみがあった方が断然おいしいです。 ごはんにくるみ味噌だれを塗る…
-
旅にかかせないお土産探し。 ちょこちょこお店に寄るのも楽しいけれど、しっかりとお買い物するお店にも立ち寄りたいものです。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」はその名の通り、千葉駅の構内にあるお店。 電車の乗り換えのすき間時間にも。 電車の時間に左右されずのんびりと。 千葉県内の有名どころのおみやげから、千葉県民が愛するローカルグルメまで揃います。 「房の駅」は千葉駅だけでなく四街道や成田にも店舗あり 「房の駅」は市原市に2店舗、千葉市に3店舗、四街道市や成田市に店舗があります。 よくある郊外型のお土産店かと思いきや、船橋市の「ららぽーと」や市川市の「ニッケコルトンプラザ」、柏市の「柏の葉T-SITE」にも出店しています。 市川駅直結の「シャポー」や千葉駅構内の「千葉ペリエ」、秋葉原駅にほど近い「CHABARA」内にも店舗があり、車だけでなく電車でもお買い物ができます。 関東にありながら、観光スポットやショッピングする場所も多い千葉県。 「房の駅」は遊びに来た方がおみやげを買うだけでなく、千葉県に住む方が帰省みやげを買うのにもおすすめです。 リニューアルしたペリエ千葉は便利なお買い物スポット 2018年6月にリニューアルオープンしたペリエ千葉は、中央改札口に直結した1〜7Fまである商業施設。 さらに千葉駅の改札内にあるエキナカ3、4F、そしてバスロータリー側に広がるストリート1、2もある駅チカでお買い物ができます。 東京で話題のスイーツや老舗の和菓子などもいいけれど、案外近くにおいしいものはあります。 千葉県以外では手に入りにくいおみやげも多いので、選ぶのも贈るのも楽しめます。 「房の駅」店舗 駅構内で千葉のおみやげが買える「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」 観光客だけでなく、東京都心へ通勤や通学する方も多く利用する千葉駅。 最近はエキナカでお買い物できる場所が増えましたが、千葉駅のエキナカもリニューアルで大きく変わりました! 店舗が入るエキナカ3Fの入口の柱には、千葉県のおいしいものがおしゃれに描かれています。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」があるのは、エキナカ3Fの7・8番線9・10番線側。 和の雰囲気がただよう、大きな看板が目を引きます。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」イチオシはやっぱりピーナッツ 店頭の一番目立つところに並んでいるのは、やっぱりピーナッツ。…
-
新潟への旅が決まった時から買って帰りたかったのがお味噌です。ちょうど家のお味噌がなくなりそうだったというのもありますが、やっぱり米どころの味噌は買って帰らないわけにはいきません。新潟駅直結のぽんしゅ館でじっくりお味噌を選んできました。 「ぽんしゅ館」では越後味噌の試食ができます 新潟駅の改札から外へ出ることなく通路を通ってそのまま行ける「ぽんしゅ館」。日本酒をはじめとする新潟のありとあらゆるおいしいものが揃っているお店です。店内の中央には新潟県内で作られたお醤油の試食が用意されていて、気になったものを自分の舌で味わってから購入することができます。 その横の冷蔵ケースに置かれているのが、新潟県内で作られているお味噌です。大きめの冷蔵ケースが、まるまる全部お味噌のコーナーになっています。約40種類ほどもあるお味噌は、圧倒される品ぞろえです。 熟成された黒みがかった色の味噌、濃いめの茶色をした味噌、明るい茶色の味噌と熟成具合によって色も変わりますが、ここまで種類が多いとどれを選んでいいのか分かりません。味噌コーナーの前には、12種類の試食が用意されているので気になった味噌を実際に味わってから選ぶことができます。 実際に試食してみると、色と同じように味にもかなりの違いがあるのが分かります。ただ残念なことに、味噌の種類があまりに多いのでどれが今試食した味噌なのか、なかなか見つけることができません。 「米・大豆・塩」しか使われていない生みそを選ぶことだけは決めていたので、原材料と荷物のことを考えた結果、新潟県上越市にある杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」を選びました。 糀がたっぷりと使われた、杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場がある新潟県上越市は、かつては高田藩と呼ばれていました。「雪の花中辛味噌」のパッケージにも「越後高田」の文字があり、糀の量が多くお味噌汁にしたときに米糀がふわりと浮く「浮き糀味噌」になっています。 毎回「こうじ」という文字を書く時、「麹」を使うか「糀」を使うか迷います。最終的には紹介した商品で使われている方を使うようにしているのですが、一般的には中国から伝わった「麹」の文字が使われることが多いようです。 しかし、お米に強いこだわりがある商品の場合は、お米を特別に思う日本で作られた和製漢字「糀」の方をあえて使っているように感じます。お米だけを使ったこうじの場合は、特に「糀」の字を使っていることが多いですね。米に花と書いて「糀」、日本らしい感性を持つ文字です。 およそ1820年創業の杉田味噌醸造場でも「糀」の文字が使われています。商品名にもなっている「雪の花」は、味噌汁の中でお椀に舞う糀がまるで白い雪のようだと感嘆したお客様が名付けたのだとか。パッケージ越しでも、白い糀を見ることができます。 そのまま食べても十分おいしい「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」、封を開けてスプーンで味噌をすくってみると、よりハッキリと糀の粒を見ることができます。「雪の花中辛味噌」の原材料は全て国産で、大豆・米・食塩しか使われていません。大豆は主に新潟産大豆のエンレイが使われ、丸米が使われることできれいな「雪の花」になります。 パッケージの裏には「酵母が活きてる」と「発酵して袋がふくれても風味は変わりません」と書かれています。最近使っていたお味噌は酒精が入った、良く言えばおいしい状態で発酵が止められたお味噌を使っていたので「生みそ」を使うのは久しぶりです。 まずは一口、そのまま味わってみます。ほどよい塩気のあとに、ふんわりとした甘みを感じます。「ご飯が欲しい!」と思ってしまう、おいしいお味噌です。お味噌汁はもちろん、焼きおにぎりやきゅうりに付けてもいいななど、一気に食の妄想がひろがります。 まずはお味噌汁の中で舞う「雪の花」を見たい。具材はシンプルに、お豆腐と油あげにしました。ふわふわとお椀の中で舞う糀が、まるで雪のようです。 「雪の花中辛味噌」のお味噌汁は味噌の甘さとスッキリとしたうま味が残り、お味噌汁の具材だけ食べて汁を残すことも多かった娘もしっかりと飲み干していました。 毎日食べるお味噌汁だからこそ、どんな具材にもよく合い、飽きのこないおいしい味噌を使いたいもの。これと決めた味噌を使うのもいいけれど、私にはまだまだ味噌ジプシーを続けてもっともっとおいしいお味噌に出会っていきたいと思っています。 杉田醸造場「雪の花中辛味噌」 新潟県上越市・杉田味噌)雪の花みそ(中辛みそ) 価格:767円 (2017/11/22 14:47時点) 感想(3件) まるで雪のよう!浮き糀味噌で有名な越後味噌「雪の花中辛味噌」 was last modified: December…
-
旅は楽しく、観光してお買い物してと夢中になっていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。それでも時間ぎりぎりまでお土産を買いたい、と気持ちは誰でも同じです。 そんな時に便利なのが駅チカにある「ぽんしゅ館」。利き酒番所として有名な日本酒のラインナップはもちろん、越後の三十蔵もの醤油蔵のお醤油やお味噌、お米やお土産など新潟のおいしいものが揃うお店です。 新潟駅南口西通路改札からすぐの場所にある「ぽんしゅ館」 新幹線から新潟駅に到着して、一番に向かったのが「ぽんしゅ館」です。「ぽんしゅ館」は新潟駅で改札を出て、そのまま外に出ることなく行くことができます。駅構内の案内看板に沿ってホテルメッツに向かって歩いていくと、懐かしさを感じる蔵のような外観の「ぽんしゅ館」に到着します。 「ぽんしゅ館」には越後の93もの酒蔵が集まり、利き酒料500円で5銘柄を飲み比べることができます。また2000円で日本酒無制限飲み放題もできます。 「ぽんしゅ館」のホームページには、お得なクーポンもあるのでますますお得に楽しめます。カップルやご夫婦が楽しそうに利き酒を楽しんでいるのを見かけました。 お酒が飲めない私のメインは、新潟のおいしい調味料や食べ物です。食の宝庫とも言われる新潟はおいしいものが盛りだくさんで、お米をはじめ乳製品、醤油や味噌、おせんべいなどのお菓子やスイーツなどここだけで何時間も過ごせてしまいそうな空間が広がっています。 「ぽんしゅ館」では30の醤油蔵で生まれた醤油が並び、試食もできます 「ぽんしゅ館」に足を踏み入れた時から、上から下まで所狭しと商品が並びわくわくします。中でも店内の中央に見える、ずらりとたくさんのお醤油の瓶が並んだ棚が目に入ります。近づいていくと、その手前には醤油を実際に味わえる試食コーナーがあります。 濃口醤油をはじめ、たまり醤油や再仕込み醤油、だし成分が入った旨み醤油、にんにくが入った醤油など、あまりの品ぞろえに一つ一つの醤油の説明を読みふけっては味わってを繰り返してしまいます。 また、味噌コーナーにも試食が用意されていて、味わってから購入することができます。今回の新潟でお味噌を買って帰ると決めていたので、試食して自分好みのお味噌を選べるのはうれしいものです。全てのお味噌の試食があるわけではありませんが、12種類も試食があるなんてなかなかありません。「ご遠慮せずにご試食ください」の注意書きも目を引きます。 食の宝庫新潟ならではのおいしいものがいっぱい揃う「ぽんしゅ館」 最近は食べきりサイズの少量サイズのお米も見かけるようになりましたが、「ぽんしゅ館」でも南魚沼産コシヒカリが5合サイズで販売されていました。ちょうど新米の季節だったので、お米も沢山並んでいます。お米を使った商品も豊富です。お餅やおせんべいなどはもちろん、甘酒や新潟名物でもある「爆弾おにぎり」も販売されています。 「爆弾おにぎり」は1個のおにぎりにお茶碗2杯分のご飯を使ったおにぎりで、もちろん南魚沼産のコシヒカリの一等米が使われています。サイズは大と小の2種類で、約9cm、約400gのものと約7cm、約200gの「爆弾おにぎり」から選べます。 そして目立つコーナーに置かれていたのがお麩です。有名な車麩も違うメーカーのものが何種類も並び、サイズも豊富です。また新潟県村上市は北限の茶処として知られていますが、在来種の雪国緑茶や約100年ぶりに復活に成功した雪国紅茶も販売されています。 ちなみに行きに立ち寄った「ぽんしゅ館」ですが、もちろん帰りにも立ち寄りました。行きに立ち寄ってるので帰りは短い時間でお土産を選べるかなと思ったのですが、新幹線の時間ぎりぎりまで見てしまいました。いくら時間があっても足りなくなってしまう、なんとも魅力的な場所です。 「ぽんしゅ館」
-
愛知県を代表するお味噌と言えば「八丁味噌」、豆味噌(赤味噌)の一種でカクキューと「まるや八丁味噌」の2軒の老舗でしか作られていないお味噌のことです。豆味噌が他の味噌と大きく違うのは、大豆と塩だけを使って作られていることです。豆味噌の独特な風味が好きだと言う方は多い半面、ちょっと苦手という方もいるちょっとクセのあるお味噌です。そんなカクキューからも米こうじ味噌が販売されています。 カクキューの「田舎こうじ味噌」は売店か通信販売のみでの販売です カクキューの「田舎こうじ味噌」を見つけたのは愛知県岡崎市にある八丁味噌の郷の売店でした。八丁味噌や八丁味噌を使ったキャラメルやおせんべいなどのお菓子など、他では見かけないような商品も多く販売されています。 八丁味噌だけでも何種類もあり、八丁味噌に米こうじ味噌をブレンドした赤だし味噌も数種類あります。そんな沢山並ぶ味噌の中で、「田舎こうじ味噌」は黒や赤い色をしたパッケージの中では珍しい黄色い箱に入っています。 これは「田舎こうじ味噌」が、カクキューの味噌の中でも米こうじの割合が多く赤出し味噌用に特別仕込みをした味噌になっています。カクキューの売店と通信販売でしか販売していない珍しいお味噌です。 「田舎こうじ味噌」は赤だし味噌よりも明るい色をしています 東海地方で飲まれているお味噌汁「赤だし」に欠かせないのが八丁味噌などの豆味噌です。しっかりとした固さのある豆味噌は、だし汁に溶けにくく使いにくいという難点もあります。それを解消できる、柔らかく使いやすい赤だし用の味噌が「赤だし味噌」です。柔らかいと言っても普通のお味噌くらいの固さなので、扱いにくさはなくいつものお味噌と同じように使えます。赤だしを作る時は、いつもよりもだしを濃いめにして作ると、バランスの取れたおいしい赤だしになります。 「田舎こうじ味噌」も赤出し味噌の一種ですが、使っている赤出し味噌よりも随分と黄色い色をしています。ですが「田舎こうじ味噌」の箱を開けて袋を出しみてた瞬間「赤い!」と感じたので、いつもの米こうじ味噌というよりは赤だし味噌に近いです。 皮を取って仕込まれた大豆が使われ、米こうじには丸米が使われています。袋の外から見てもしっかりとした粒が見ることができます。 豚汁を作ってもおいしい「田舎こうじ味噌」 赤だし味噌には、なめこ、たまねぎや豆腐、わかめや油揚げなどシンプルな具材がよく合います。ですが、米こうじの割合が高い「田舎こうじ味噌」を使った私のお気に入りは、豚汁です。八丁味噌のしっかりとした大豆の風味が加わることで全体の味が引き締まりますし、八丁味噌にはない米こうじの甘さが具材のおいしさを引き立てます。 豚汁に入れる具材は家庭によっても違うと思いますが、我が家では豚バラ肉、大根、にんじん、ごぼう、れんこん、こんにゃくは必ず入れます。日によっては里芋やじゃがいもを入れることもありますが、沢山作って沢山食べるので煮崩れしないよう食べる分だけ入れるようにしています。 沢山作ったつもりでも、あっという間になくなってしまうのが豚汁。体調を崩しやすいこの季節は、食べる前に生姜を添えてもおいしくなりますし体も温まります。 カクキュー「田舎こうじ味噌」
-
味噌の賞味期限は1年以上あります 味噌は保存食ですので、腐りにくく日持ちのする食べ物です。賞味期限としては冷蔵保存で1年程度あり、表面にカビが生えたり、ひどく変色したりしていなければ、食べても問題はありません。 しかし味噌は空気に触れることで、だんだん発酵が進み、色も黒ずんで、味もやや渋みを帯びた味に変化します。最近はあらかじめ発酵を止める酒精という成分が含まれている味噌も多いので、それほど気にならない場合も多いですが、好きな味噌だからこそ、味が変わってしまうのは残念でもあります。 味噌だけではなく、調味料全般に言えますが、調味料は特に「いつまで食べられるか」判断するのはすごく難しいです。「開封後はお早めに」と言われても、なかなか早く使いきれない時もあります。 味噌の場合は、買った時の容器そのままで保存するなら付属の薄い半透明のシートできちんと味噌の表面を覆い、空気に直接触れないように保管すること。別の容器で味噌を保存するなら、蓋つきの容器に入れるようにするのが大切です。 味噌の保存容器は琺瑯のバットがオススメ 昭和を代表する料理研究家、辰巳浜子さんがその著書『みその本 みその料理』の中で家庭用のみその保存について、次のように書いています。 「瀬戸引きのバットを用意して、各種のみそを区切って入れ合わせます。 バットのふたをあければ、好むままに、合わせみそ、ふくさみその配合が自由自在です。」 「みそとみその区切りに、だしこんぶを用いればみその味もよくなり、三ヶ月も経つとこんぶがおいしいみそ漬けになります。」 瀬戸引きというのは今でいう琺瑯(ホーロー)のこと。バットとは四角い平べったい容器のことです。 今では区切りのあるバットもありますが、だし昆布で区切り、それを食べるという発想はさすがと言わざるを得ません。それとも昔の方はこうやって工夫していたのでしょうか。 味噌の保存にいい琺瑯容器は無印やニトリでも買えます 食材の保存に琺瑯がいいというのはよく言われています。容器に匂いがつきにくいので、キムチとか漬物とか、もちろん味噌にぴったりなのです。雑菌がつきにくい、熱伝導が良い、直火OKなのも嬉しいです。 琺瑯のネックはお値段です。プラスチックの容器に比べて割高感が否めません。しかしタッパーやその他100均の容器とは品質に格段の違いがあります。タッパーや100均のケースをオススメしない一番の理由は、容器に匂いが残って、味噌の風味が悪くなってしまうことです。長く大事に使いたいなら、味噌の保存には琺瑯の容器をオススメします。 味噌は4種類冷蔵庫にあると料理の幅が広がります 味噌はどの味噌が美味しいのかというのは一概に言えません。それぞれの好みが違う上に、味噌の種類は日本全国で約4000以上。米味噌、麦味噌、豆味噌といった主要材料による違いや、塩分量、発酵方法、発酵時間によって実に様々です。手前味噌のように、自宅で自家製するお味噌もあります。 美味しい味噌を見つけたいなら、自宅の冷蔵庫には4種類の味噌を常備することをお勧めします。 賞味期限は1年以上あるのですから、あまり使わない味噌があっても気にする必要はありません。ご家庭の定番味噌を1種類、それとは別に赤味噌、白味噌といった種類の違う味噌を2種類。定番は米味噌のご家庭が多いでしょうから、最後のもう1種類はあえて麦味噌か豆味噌から選ぶと、それぞれの味の違いが引き立ちます。 これはあくまで一例で、ご家庭によって塩分量の違う4種類を揃えておいて、年配の方には塩分少なめ、部活で忙しい子供には塩分多めの味噌というパターンもあります。また、それぞれの土地の味噌を楽しむという意味で、蔵ごとに4種類食べ比べて見ても楽しいかもしれません。 味噌の種類が豊富であれば、たとえ毎日同じ具材でも、少しずつ違う味わいを楽しむことができます。もちろんそれらをブレンドして、新しい味にチャレンジしてみることも楽しみの一つになりますね。 味噌の保存と使い分けを知るのは料理上手への第一歩! was last modified: November 16th, 2017 by おいかわ…
-
これまで赤だしのお味噌汁を外で飲むことはありましたが、家ではほとんど作ったことがありませんでした。ずっと以前に豆味噌を使ってみたこともあったのですが、しっかりとした固さのある豆味噌は使いにくくそれ以来買っていませんでした。先日「カクキュー」に行ったときに「赤だし味噌」を購入したので、久々の赤だしに挑戦です。 「赤だし」とは豆味噌を使ったお味噌汁のことです 「赤だし」とは愛知県を中心に東海地方で好んで飲まれる、豆味噌を使ったお味噌汁のことです。愛知県では赤だし用に「赤だし味噌」が販売されています。豆味噌が大豆と塩のみで作られているのに対して、「赤だし味噌」には豆味噌をベースに米味噌やだしなどの調味料が加えられています。 この「赤だし」という呼び名は、関西地方で呼ばれ始めたと言われています。「白味噌」を日常的に使う関西地方では、その味噌の色の違いから普段のお味噌汁と区別して「赤だし」と呼び始めました。確かに白味噌と比べると、柔らかさも色も同じお味噌とは思えないほど違いを感じます。今日はいつものお味噌汁と違うことが伝わるよう「赤だし」という言葉が生まれたのでしょう。お味噌汁の味がこれだけ違えば、その時の気分に合わせてお味噌汁を変えられます。 ひと言で味噌と言っても風味が全然違うお味噌が全国に存在しています。もし、自分の好みに合わないお味噌だった場合は、自分好みのお味噌と合わせることで食べやすくなります。以前豆味噌を使って「赤だし」を作った時はうまくいかず、好みではなかったのもあり毎回米味噌と豆味噌を合わせてオリジナル味噌を作ってから使っていました。 「赤だし味噌」で作る赤だしにおすすめの具材はどんなもの? お味噌汁の具材、どんなものがお好きですか? 我が家はお豆腐、わかめ、ねぎ、大根などのシンプルな具材のローテションが多いです。普段は米味噌を使っているのですが、豆味噌にはどんな具材が合うのでしょうか。 「赤だし」には、なめこ、あさりやシジミ、玉ねぎとお豆腐、わかめと油揚げなどの具材がよく合います。そして今回新発見だったのですが、三重県を旅行した時に食べた豚汁が赤だしでした。東海地方では当たり前のことなのかもしれませんが、初めてだったのでとても驚きました。豚肉の甘さ、大根やごぼうとの相性もとても良く、美味しくいただきました。豆味噌のしっかりとした風味は、主張のある具材にも負けることなくまろやかに包み込んでくれます。 カクキューの「赤だし味噌」は出汁入りではありません 「赤だし味噌」の中には、だしが加えられたものもあります。カクキューの「赤だし味噌」だしは加えられていません。「赤だし味噌」は基本的に豆味噌と米味噌を混ぜ合わせたもので、そこへだしなどが加えられています。 私が今回購入した「赤だし味噌」には黒糖や酒精が入っていますが、同じカクキューの「赤出し味噌金カップ」には水あめやカラメル色素が入っています。同じ「赤だし味噌」でも原材料が違います。 豆味噌は固くて使いにくいという印象がありましたが、「赤だし味噌」は柔らかく使いやすい固さになっています。溶けにくいということもないので、いつものお味噌と同じように使うことができます。 豆味噌はお味噌の中でもしっかりとした固さと風味があるので、味噌に負けないよう濃いめにしっかりとだしを取るのが美味しく作るポイントです。いつも通りのだしで「赤だし」を作ったら「美味しくない」と家族に不評だったのですが、いつもより濃いめのだしにしたら「美味しい」と言ってもらうことができました。 カクキュー赤だし味噌500g 価格:604円 (2017/10/13 15:08時点) 感想(3件)
-
最近お味噌ブームがきている私。旅行のついでに愛知県岡崎市にある「八丁味噌の郷」に立ち寄りました。あいにく工場見学がお休みの時間だったので工場見学はできませんでしたが、売店で見つけたのがこの「八丁味噌パウダー」です。 「八丁味噌」は愛知県岡崎市の老舗2社でしか作られていない 一般的に赤味噌や豆味噌と呼ばれている、大豆で作られるしっかりとした固さのあるお味噌。そういえば赤味噌と八丁味噌、とてもよく似た見た目ですがどう違うのでしょうか。 実は八丁味噌というのは、愛知県岡崎市八帖町で一本道を挟んだ場所に並んで建つ「カクキュー」と「まるや八丁味噌」の2軒の老舗でしか作られていないお味噌のことです。この辺りは岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある、かつて八丁村だった場所で、大豆と塩のみを使って伝統製法で造り続けている赤味噌を「八丁味噌」と呼びます。 八丁味噌の一番の特徴は、お味噌の中でもひときわ濃いチョコレートのような色です。「八丁味噌」の色は、大豆を蒸すことによって赤褐色になります。てっきり発酵や熟成の過程であのような色になると思っていたので、蒸した時点でチョコレート色になっているとは予想していませんでした。 八丁味噌は水分量が少ないので、大きな桶の中で上に職人が乗れるくらいしっかりとした固さがあります。さらにしっかりと踏み込んでいくことで余分な空気を抜き、2年以上熟成させて八丁味噌は完成します。 「八丁味噌パウダー」は三河産大豆の八丁味噌をフリーズドライにしている 工場見学はできなかったけれど、せっかく「カクキュー」まで来たのだから何か買って帰りたいと思うもの。あれこれ悩んで、真っ先に買うことに決めたのがこの「八丁味噌パウダー」です。「八丁味噌パウダー」は三河産の大豆を使って作った八丁味噌をフリーズドライで粉末にしたもの。粉末のお味噌、あれこれ料理に使えそうでわくわくします。 カクキューの売店の入口では、「八丁味噌ソフト」が販売されています。八丁味噌が入ったソフトクリームに、「八丁味噌パウダー」と味噌せんべいのトッピング付きです。コーンかカップを選ぶこともできます。 味噌味のソフトクリームを食べるのは生まれて初めて。ちょっとドキドキしながら八丁味噌のソフトクリームを口に運ぶと、まあおいしい! まるで塩キャラメルのような、香ばしさのある甘さとちょっぴりしょっぱい味わいのするソフトクリームです。「八丁味噌パウダー」がかかった部分を食べると、さらに八丁味噌の風味が感じることができます。見た目もココアパウダーのようで、味噌せんべいも甘さと固さがちょうどいい口直しになります。 カレーにもチーズにも、「八丁味噌パウダー」はちょいがけできちゃう カクキューの「八丁味噌パウダー」をどう使おうかなと考えたとき、まず最初に試したかったのが「八丁味噌パウダー」×カレーライスの組み合わせです。味噌とカレーは初めての組み合わせだけど、不思議と合わないとは思えないのはなぜでしょう。 カレーの隠し味に使おうかとも思いましたが、後から「八丁味噌パウダー」を振りかけて味を比べてみることにしました。「八丁味噌パウダー」をかけたカレーを食べてみると、明らかに味が変わります。八丁味噌の味はそれほど強く感じないのですが、カレーの味がハッキリとしコクが生まれたように感じます。 カレーに添えたソーセージにも「八丁味噌パウダー」をかけてみたのですが、これがまた意外ですがよく合います。また「八丁味噌パウダー」をチーズにかけても美味しく、思っていたよりも何にでもよく合うので驚いています。また、マヨネーズと混ぜ合わせても美味しそうです。 「八丁味噌パウダー」の瓶には出てくる粉の量を調整できるものは付いていません。瓶の口が思っているよりも広いので、そのまま瓶を振って食材にかけてしまうと「八丁味噌パウダー」が出過ぎてしまうことがあります。一度スプーンなどに取ってからかけた方が安心です。 カクキュー「八丁味噌パウダー」 カクキュー 八丁味噌パウダー 200g 価格:2,540円 (2020/6/19 10:38時点) アイスクリームやカレーにも!?カクキュー「八丁味噌パウダー」 was last modified: June 19th, 2020 by…
-
福井県福井市、180年にわたって永平寺御用達の味噌を作ってきた米五。その米五でもっともベーシックな味噌が「越前こうじ味噌」です。値段も手ごろなので買いやすく、おみそ汁だけでなく、炒め物やみそだれ、サラダやケーキなどの隠し味にも使いやすいお味噌です。 「越前こうじ味噌」は米五180年の伝統から生まれた味噌 米五は天保2年(1831)以来創業以来、味噌づくりの伝統を守り続けながらも時代に合った新たな味噌を生み出してきました。これからもこれまでと同じように、大量生産をせず小さな蔵であり続けることが米五のこだわりです。小さな蔵だからこそ蔵に住み着いている米五だけの酵母菌が、米五の伝統の味噌の風味をつくり出しているのです。 その180年にわたる味噌づくりから生み出されたのが、米五のオリジナル米こうじ味噌です。国産大豆と国産米を使った味噌で、リーズナブルな価格で提供されているのも魅力ですす。料理にも使いやすく、米五のホームページには「越前こうじ味噌」を使った料理のレシピも掲載されています。 「越前こうじ味噌」はこうじの割合が少なめです 米五の味噌はそれぞれこうじの量が異なっています。「越前こうじ味噌」の麹歩合は9、他の味噌に比べると少なめです。麹割合とは味噌の原料となる大豆と、大豆に対する米麹の割合のことを指しています。麹歩合が多ければ多いほど、甘めの味噌になっています。 「越前こうじ味噌」でおみそ汁にするなら、日常的によく使われる豆腐やわかめなどのシンプルな具材がよく合います。麹歩合や塩分量を目安にすると自分好みの味噌を見つけやすいですが、好きな具材で味噌を選んでもいいですね。 「越前こうじ味噌」の米五の公式サイトはこちら 越前こうじ味噌1kg(すり) 価格:699円(2017/11/2 14:33時点)感想(6件)