パッケージのかわいらしさから思わず買ってしまうことを「ジャケ買い」と言いますが、お店や商品の名前でもやたらと興味をそそられてしまうことはありませんか? 私の場合、それが「嬉嬉豚」でした。 読み方は「うれうれぶた」。この幸せあふれる名前……気になりませんか? さらに調べてみたところ、「嬉嬉豚」を食べられるお店の名前が「君に、揚げる。」 これはもう行くしかありません。 池袋の「君に、揚げる。」では、一体どんなとんかつが食べられるのでしょうか。 「嬉嬉豚」とはどんな豚肉なの? 豚肉の産出額が全国トップクラスを誇る群馬県前橋市では、2009年から前橋市の良質な豚肉を使った料理コンテスト「T-1グランプリ」が行われるほど。ブランド豚の人気や積極的な広報活動が実を結び、群馬の豚肉の魅力やおいしさは全国的に広まりつつあります。 総合食肉卸業・株式会社ナチュラルポークリンクのブランド豚である「嬉嬉豚」も前橋市の広大な農場で育てられています。 「嬉嬉豚」の名は「動作に嬉しさがあふれているさま。嬉しくて動作がはずむさま」を意味する「嬉嬉(いそいそ)」から発想を受けたそうです。 「おいしいものを食べる前の心が弾む感覚まで味わって欲しい」という思いを込めて名づけられました。 「嬉嬉豚」の特徴はというと「きめが細かくなめらかで細かいサシ」「餅のような弾力で柔らかい」「肌身が白く美しいつや」「旨味が濃厚、脂に甘み」と、なんとも魅力的な言葉がホームページには並んでいます。 一体どんな豚肉なのか、ますます興味がわいてきます。 「君に、揚げる。」はどんなとんかつ屋さん? 嬉嬉豚とんかつを提供してくれる「君に、揚げる。」は、池袋にあります。 実はこちら、2020年8月に再オープンした店舗です。以前の店舗も池袋にありましたが、約1年の期間を経て移転再オープンとなりました。 もともとは運営会社がお肉を卸していたお得意様が運営していましたが、経営が苦しくなり高額な違約金のため店をたたむこともできなくなってしまいました。そこで運営会社がお店を引き継ぎ、嬉嬉豚を気軽に楽しんでもらえるアンテナショップとして再出発することとなりました。 マイナスからのスタートということもあり、話題になる面白い店名にしたいと考えた結果、クラウドソーシングでネーミングを一般公募して「君に、揚げる。」という店名に決まったのです。 そのユニークな店名、そして控え目な価格に確かな味ということもあり「君に、揚げる。」は人気レストランとなり、数々のメディアで紹介され行列のできるお店となりました。 しかし、店舗の契約更新の時期を迎え、予定通り池袋店を閉めるという決断に至ったのです。 その後、クラウドファンディングで支援を募り池袋での再オープンへと至りました。私も以前の「君に、揚げる。」へ伺ったことがあるのですが、あまりの行列で断念せざるを得なかった苦い経験があります。今回やっと、満を持しての再来店に胸がときめきます。 「君に、揚げる。」の店舗と営業時間は? 池袋駅から徒歩10分程度の場所にある「君に、揚げる。」は、平日はランチ11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の二部制です。 土日祝日は11:00-20:00(ラストオーダー19:30)の通し営業です。また水曜日は定休日でしたが、2020年10月から水曜日も営業になりました。 2020年3月には「君に、揚げる。」(極) が東京メトロ銀座線の稲荷町駅から徒歩3分の場所にできました。こちらは11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の完全二部制です。同じく水曜日が定休日です。 「君に、揚げる。」のメニューは? 「君に、揚げる。」は嬉嬉豚とんかつ定食がメイン。とは言え、嬉嬉豚とんかつ定食は1種類ではありません。 ・嬉嬉豚熟成肉ねむるぶたおふトン ロースとんかつ定食 ・嬉嬉豚特上ロースとんかつ定食…
ソース・たれ
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現在の京都駅ビルは2018年でオープンから20周年を迎えました。世界有数の観光都市「京都」の玄関口である京都駅は1日約20万人の乗降客数があり、その数は年々増え続けているそうです。 そんな京都駅周辺のお土産スポットは2017年から2018年にかけて大きく様変わりしました。それぞれに異なる特徴を持つ店舗を、おすすめ商品を交えながら紹介していきます。 第1回目はJR西口に2018年10月オープンした「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」です。 特別なスイーツや老舗の和菓子、ちょっと贅沢なお惣菜やお弁当が揃う32店舗 観光客だけでなく、通勤通学や買い物などで多くの方が利用する京都駅。 中でも京都駅の2F部分に位置する西口は、近鉄との乗り換えや伊勢丹でのお買い物など、目的をもって行きかう人々が多いエリアです。 そんな立地に位置するこの店舗のコンセプトは『多様な駅利用者ニーズに応える京土産・京の食』。 京都観光のお土産はもとより自分へのご褒美、ちょっとした手土産、お弁当・お惣菜など、便利で楽しい売り場を目指しているそうです。 売り場は〈京名菓ゾーン〉と〈食品ゾーン〉の2つのゾーンに分かれています。 老舗ブランドから京都生まれの洋菓子ブランドまで揃う<京名菓ゾーン> 宇治茶の「辻利」や京菓子の「俵屋吉富」、「井筒八ッ橋本舗」などの老舗に加え、京都発のデニッシュパン専門店「グランマーブル」や人気ショコラトリー「Dari K(ダリケー)」の新ブランド「The Obroma 990 by Dari K(ジ オブローマ 990 バイ ダリケー)」など、新しい洋菓子ブランドが集まるのが向かって右側の<京銘菓ゾーン>。 京都の定番和菓子からここでしか手に入れられない洋菓子まで入手可能なので、大切な方への贈り物や自分へのご褒美探しにぴったりの売り場です。 そんな中からご紹介するのは、東京駅の行列スイーツとしても有名な「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」です。 関西エリア初進出の京都店ではレギュラー商品「バターサンド」に加え、生地とバタークリームともに厳選した宇治抹茶を使った京都限定「バターサンド<宇治抹茶>」を販売しています。 京都駅限定!抹茶の渋みがバターと好相性「バターサンド<宇治抹茶>」 2種類販売されている「バターサンド」、もちろん京都駅限定の抹茶味を買ってみました! バターサンドに使われるクッキーは、「PRESS…
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浜松市を中心に展開する「杏林堂」は、オンラインショップも充実 最近はスーパーマーケットだけでなく、ドラッグストアでも食料品や生鮮食品を取り扱うお店も増えています。そしてその中にはオリジナルの食品を販売するところも増えてきています。旅の途中に立ち寄った杏林堂は静岡県浜松市を中心に70店舗以上ある、黄色とエメラルドグリーンの看板が目印のドラッグストアです。 杏林堂は、トリイソースや野菜村、浜松餃子やハイラーメンなどこれまで「旅する食卓」でも取り上げてきた食材も数多く販売されていますが、それに加えて杏林堂でしか販売されていないオリジナル食品もたくさんあります。 「トリイソース」を使った「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」と「本当においしい トリイソースカレー専用スパイスソース揚げせん」も杏林堂限定販売です。 浜松市で木桶熟成させて作られる、歴史ある「トリイソース」 私が「トリイソース」を知ったのは偶然でした。ふと立ち寄ったスーパーマーケットで、レトロな雰囲気のソースを見つけたのが出会いでした。普段ソースを使わなかった私がソースのおいしさに目覚めるきっかけともなったのが、この「トリイソース」です。 原料の野菜はもちろん、調味料にもこだわった「トリイソース」は、大正13年(1924年)創業の老舗です。 「トリイソース」には、たまねぎ、トマト、にんじん、にんにく、セロリというたっぷりの生野菜をが使われています。 半日かけてじっくり低温で煮込んでピューレにし、酢、砂糖、塩を半日かけてゆっくりと加えたら、香辛料を煮出していくようにまろやかな香りをソースに移していきます。 そして木桶でにソースを入れ、1~2ヶ月かけてじっくりとまろやかな味にしていきます。「トリイソース」は生の野菜を使うのも大きな特徴ですが、季節や気候によって糖度や味のバラツキの影響を受けてしまいます。それを大きな木桶で仕込んで熟成させることで、ロットごとのバラツキを少なくし一定の品質が保たれています。 材料の野菜は生のものをつかうだけあり100%国産。特に地元浜松のいい野菜を可能な限り仕入れるようにしています。酢は2ヶ月かけて自社で生産し、吟醸酒を作る時にのみ出る酒粕を地元の酒蔵から仕入れて使っています。 砂糖は精製前のさとうきびに近い種子島産の粗糖を使うことで、自然な甘味をソースの味に加えています。 他にも「本当においしい トリイソースの柿の種」が販売されている時もあるそうですが、私が行ったときはありませんでした。ぜひ食べてみたいけど、限定販売だと地元じゃないとなかなか難しそうです。 「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」は、ほんのりソース味 私が杏林堂で買って帰ったのは「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」。 「トリイソース」らしい、一般的なおせんべいに比べるとかなり黒みがかったソース色をしています。わくわくしながらかじってみると、サクッと軽い食感。思っていたより固さはなく、子どもでもお年寄りでも食べやすい固さです。 色がしっかりとソース色なので、辛味があったり味が濃いのかなと思っていましたが、予想したより濃いソース味ではありません。中は白いので、味のバランスはちょうど良く感じます。トリイソースの甘みと酸味はしっかりと感じられ、1枚食べるとついついもう1枚食べたくなる、そんなおせんべいです。 1枚だけだとあっさりめに感じられた「トリイソース」の味も、2枚目を食べるとそのスパイシーな風味と果物のような複雑な酸味をハッキリと感じることができます。 気がつけばついつい手が伸びて残りも少なくなってきました。普段はおせんべいをあまり食べない息子がとても気に入り「また買ってきて」と言っていたので、女性よりも男性ウケがいいおせんべいです。 杏林堂オンラインショップ トリイソース トリイ ウスターソース200ml 価格:469円 (2020/5/27 09:17時点) 感想(3件) 浜松市杏林堂限定!トリイのウスターソースをつかった本当においしいおせんべい was last modified:…
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生野菜は一日350グラム以上食べることが大切 忙しい毎日を送っていると、やはり気になるのが食事の乱れ。忙しいからとファストフードやコンビニの加工品ばかり食べていて、野菜不足になっていませんか?厚生労働省が策定した「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」によると、1日に生野菜を350g以上摂取することが健康に良いとされています。「緑黄色野菜120g、淡色野菜やきのこ、海藻類で230g」がベストバランスだそうです。しかしなかなか意識していないと達成できない量であることは間違いありません。 毎日少しでも生野菜を食べようと思うと、一番簡単なのはサラダです。朝の忙しい時になるべく包丁を使わなくてもすむように、さっと準備できるレタスやミニトマトは常備しておきたいもの。そして週末にサラダの材料をまとめて切って冷蔵庫に入れておくだけでも楽になりますね。 野菜はある程度定番でまわすとして、ここで工夫したいのがドレッシング。ドレッシングの種類をたくさん常備しておくと、同じ野菜でも全く違う味わいで楽しませてくれます。そういう意味でもドレッシングの役割はとても重要です。 実はドレッシングは和風タイプが人気です スーパーマーケットなどのドレッシング売り場には、あらゆる種類のドレッシングが並んでいます。同じ種類のドレッシングでも各メーカーによって味は違いますし、原材料も違います。カロリー控えめ、ノンオイルのものを選ぶ人もいます。 洋風のイメージの強いドレッシングですが、ドレッシングで人気の味は、ごま、玉ねぎ、醤油など和風のドレッシングの方がよく売れていると言われています。和食にも合う、おなじみの食材で作ったドレッシングは、食卓との調和も取りやすいということかもしれません。 やまびこ味噌を使ったJA兵庫六甲「ノンオイル 味噌ドレッシング」 醤油をベースに使っているドレッシングはスーパーマーケットでも販売されています。醤油と並んで日本を代表する調味料、味噌を使ったドレッシングはなかなかお目にかかることはできません。 JA兵庫六甲の直売所14カ所で販売されている「ノンオイル 味噌ドレッシング」は、兵庫県三田市で作られたお米と兵庫県内産の白大豆で仕込んだ「やまびこ味噌」を使って作られています。「ノンオイル 味噌ドレッシング」には原料の約2割に「やまびこ味噌」が使われ、1年以上の時間をかけて開発された商品です。 「ノンオイル 味噌ドレッシング」の瓶をしっかりと振ってから蓋を開けると、味噌の香りがします。ノンオイルなのでサラサラとした液体状かと思っていましたが、予想していたよりもかなり重量感があり濃厚です。 どれだけ濃厚なお味噌の味がするのだろうと思って食べてみると、これまた予想を裏切られ、爽やかな柚子の風味が際立っています。味噌の風味はもちろんするのですが、味噌の濃厚さに爽やかな酸味が加わり、サラダが美味しく引き立ちます。 味噌というとどうしても和風だと思ってしまいがちですが、「ノンオイル 味噌ドレッシング」には和風という枠にこだわる必要はないように感じました。蒸し豚にも使ってみましたが、味噌の甘みが豚肉によく合い、脂身のしつこさを酸味が消してくれるという絶妙なたれになりました。 何にかけても美味しくなる「ノンオイル 味噌ドレッシング」、これからも料理に使うのが楽しみです。 パスカルさんだ
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これまで普段ソースを使わないと言ってきたのですが、おいしいソースに出会うたびにどんどんソースにハマってきています。そんな中出会ったのが「トリイソース」です。これまでほとんど見ていなかったソース売り場がとても魅力的で、私のソース探しの旅が始まりました。 地元浜松の工場や食堂で愛されてきた「トリイソース」とは 1924(大正13)年からソース作りを始めた「トリイソース」。家業は農業でしたが新しいもの好きの初代が、市場でいろいろな食品を目にする中で、当時「西洋醤油」と呼ばれていたソースに注目しソースの製造を始めました。 浜松はホンダやヤマハ、スズキといった楽器などをはじめとする工業製品の生産拠点です。「トリイソース」(創業当時は「タカラソース」)は創業以来、浜松を中心に地元の工場や食堂にソースを提供し、愛されてきたのです。 二代目の頃、当時は家庭でソースを使うということがなく、業務用のソースのみを製造していました。スーパーマーケットが増えていくにつれ、家庭用に昔ながらのウスターソースを復刻させ家庭用ソースの製造にも取り組むようになりました。 そして三代目は、安定供給が優先され食品添加物が使われていたソースをなるべく食品添加物を使わない製法をに切り替えていきます。「トリイのウスターソース」「トリイの中濃ソース」をはじめ、9つもの商品が完全無添加のソースにすることに成功しました。原材料名を見ても、家庭の台所にあるものばかりが書かれているので安心です。 大正13年の創業からソース作りに使い続けている木樽は「トリイソース」の原点ですが、これまでの伝統と技法を大切にしながらも時代に合った、嗜好に合ったソース作りを目指しています。 「トリイソース」は野菜から作る木桶熟成ソースです ソースは何からできているのか知っていますか? 野菜や香辛料でできているんだろうとは思っていましたが、「トリイソース」は生の野菜をひとつひとつカットし、その野菜を低温で煮込み、できたソースを木桶で熟成して作られています。 「トリイソース」に使われる野菜は、ペーストやパウダーに加工されている野菜を使うのではなく生の野菜をカットして使っています。生野菜を使うことで糖度や味に違いが出ますが、大きな木桶の中で熟成させることで仕込みロットごとのばらつきを平準化し、一定の品質が保たれるよう仕込が行われています。 一般的なソースは粉末の香辛料をソースに混ぜて作られています。「トリイソース」では香辛料をそのまま漬け込み、香辛料からにじみ出てくる風味でソースに味をつけます。そのため、強く刺激的な香辛料の風味ではなく、じっくりと染みだした、しっかりとソースになじんだまろやかな風味となっています。 野菜や香辛料を加工・加熱する工程を減らし、温度変化も少なくすることで、本来素材が持っている風味をきちんと保ったままソースにすることができる。これこそが「トリイソース」の魅力です。 完全無添加の「トリイソース」、野菜の味を感じます 瓶に入り厚紙のラベルが巻かれた「トリイソース」、ちょっとレトロで懐かしさがありながらおしゃれなデザインになっています。私が買った静岡県内のスーパーマーケットには「ウスターソース」と「中濃ソース」が置かれていましたが、「オムライスをおいしくするソース」「カレー専用スパイスソース」「野菜とくだもの完熟ソース」「桶底のちから」と6種類のソースが作られています。 トリイソースの「中濃ソース」を味わってみると、これまで食べてきたソースとの違いに驚きます。野菜の味がするソースってこういうことだったのか、と食べてみて分かりました。まず最初にふわっとスパーシーな風味がして、それから優しい甘さを感じ、そしてもう一度喉を通るときギュッとした辛みを感じます。 トリイソースの「中濃ソース」と旬のレンコンで作る甘辛炒め [penci_recipe] 今が旬のれんこんは、体調を崩しやすいこの時期にぴったりの食材です。サクッとしたれんこんの食感に甘辛いトリイソースの「中濃ソース」がよく合います。ソースだけで味付けしたと思えない深い味わいになりました。子どもたちからも「おかわりないの?」と聞かれるほど評判でした。瓶もかわいいトリイソース、ぜひ他のソースも揃えて並べてみたくなります。 トリイソース「中濃ソース」 トリイ 中濃ソース200ml 価格:469円 (2020/5/27 09:19時点) 感想(5件) 野菜たっぷり「トリイソース」中濃を使った甘辛炒めレシピ was last modified: May 27th,…
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関西のスーパーは関東よりソース売り場が大きい? 旅先でスーパーマーケットに行くと、新しい発見や珍しいもの、地元のスーパーマーケットとの違いに気づくことがあります。この夏、関西地方を旅したとき、関西のスーパーマーケットはソース売り場がとても充実していることに気づきました。 売り場面積も広く、ウスターソース、とんかつソースはもちろん、どろソースやお好み焼き用ソースなど見ているだけで楽しいラインナップが揃っています。 我が家の冷蔵庫に入っているソースは、カゴメのウスターソースとオタフクのお好みソースの2種類です。ウスターソースはカレーの隠し味用、オタフクソースはトンカツやお好み焼き、たこ焼きに使っています。 普段ソースをあまり使わない私ですが、急にソースに興味がわいてきました。そんな時、兵庫県の友人から「三田とまと使用 とんかつソース」をもらいました。兵庫県でしか売っていないソースと聞いて、早く食べてみたくて仕方ありませんでした。やっぱりトンカツは「とんかつソース」で食べるのが美味しいんです。 洋食調味料「とんかつソース」の発祥は兵庫県神戸市 「とんかつソース」が誕生したのは兵庫県の神戸です。兵庫港が開港してから西洋文化が広まる中で、庶民の間で特に人気だったのが「とんかつ」でした。広まっていく洋食に合うソースを作りたいとの思いで試行錯誤が繰り返されます。 日本で最初に浸透したソースはウスターソースでした。しかし醤油のようにさらっとしたウスターソースはコロッケなどの揚げ物にかけると味が染みる前に滴り落ちてしまいます。 どうにかとろみのあるソースができないものかと試行錯誤の末、コーンスターチを色々な温度帯で混ぜていくうちにある高温帯でコーンスターチを混ぜるとソースがどろっと固まり、その状態を保つことが分かったのです。 昭和23年日本初の家庭用「とんかつソース」がオリバーソースから販売され、新しい洋食の調味料として日本中に広まりました。たこやきやお好み焼きにソースをかけるようになったのもこの頃で、日本のソースとして新しい食文化が生まれ定着していったのです。 JA兵庫六甲パスカルさんだオリジナル「三田とまと使用 とんかつソース」 兵庫県三田市はトマトの生産が盛んで、熟しすぎたものや、大きくなりすぎたものなど味は美味しいのに流通できないトマトを活用しようと、篠山市のソースメーカー「七星ソース」と「パスカルさんだ」で共同で開発されたのが「三田とまと使用 とんかつソース」です。 味の濃い三田産トマト「桃太郎ファイト」がたっぷりと使われています。その含有量は30%と、見た目からもトマトがたっぷり入っているのが分かる赤みを帯びた色になっています。 ネットでの販売もしておらず、都内で見かけたことはありません。JA兵庫六甲の直売所15ヵ所でしか購入できないという、レアなとんかつソースです。 入手困難と聞くとちょっとずつ使いたくなりますが、美味しいからあっという間になくなってしまいそうです。 「三田とまと使用 とんかつソース」はトマトの酸味とソースの甘みが絶妙 「三田とまと使用 とんかつソース」を小皿に取ってみると、瓶に入っている時よりも澄んだ赤い色をしているのが分かります。ちょっぴり舐めてみると、トマトの酸味とソースの旨みと辛みが感じられます。とんかつや揚げ物にかけるのはもちろん、どう使っても美味しくなるに違いないと確信します。 「三田とまと使用 とんかつソース」はトンカツだけではなく、揚げ物全般、オムライスやハンバーグのソースとしてもおすすめです。 甘さと酸味、スパイシー加減といいどれもが絶妙なバランスなので、どんな料理にも合わせやすくなっています。 メンチカツのソースとして使った翌日、ちょっと雰囲気を変えて、「三田とまと使用 とんかつソース」を使った鶏肉の照り焼きを作ってみました。ソースを使って照り焼きを作るのは初めてでしたが、「三田とまと使用 とんかつソース」のおかげで簡単に美味しく作れました。 みりんを使ったので一般的な照り焼きよりは色が浅めになっていますが、「三田とまと使用 とんかつソース」の風味を邪魔しない美味しいソースになりました。野菜にもよく合うので、付け合わせにドレッシングなど必要ありません。…
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旅先で美味しいものを食べることはとても楽しみ。お土産で買ったものを、旅の話をしながら家で食べるのも楽しいものです。私が名古屋へ行くと毎回買ってくることにしている「ヨコイのソース」。帰ってすぐ食べるのではなく、しばらく過ぎた頃に作って出すと家族も大喜びしてくれる美味しいスパゲッティ用のソースです。 「ヨコイのソース」とは スパゲッティハウスヨコイのソースです 名古屋のスパゲッティと言えばあんかけスパゲッティ、略して「あんスパ」。最近はスパゲッティと呼ばずパスタと呼ぶことも増えましたが、ここではやっぱりスパゲッティと呼びたいのです。あんかけスパゲッティにはおしゃれなイメージのパスタと違って、喫茶店で食べるような懐かしいイメージがあります。 名古屋名物にもなっている「あんかけスパゲッティ」は、「スパゲッティハウスヨコイ」の横井博氏がイタリアの家庭料理のミートソースをヒントに開発したものです。当時まだ一般的でなかったスパゲッティを日本でも広めたい、その思いから日本人の口に合うソースを考案し誕生したのが「ヨコイのソース」です。 「スパゲッティハウスヨコイ」は愛知県の名古屋で一番の繁華街・栄に2店舗、KITTE名古屋に1店舗あります。 ピリッとスパイシーで濃厚、他では味わえない「ヨコイのソース」 スパゲッティのようにミートソースのようにかけられた「ヨコイのソース」ですが、味わいは私たちが普段慣れ親しんでいるミートソースとは全く違います。「ヨコイのソース」を使った「あんかけスパゲッティ」に使う具材はナポリタンに近く、その味もミートソースよりはナポリタンに近いものがあります。 初めて食べたとき、スパイシーだとは聞いていたので覚悟していましたが、想像していたものの3倍は辛くて驚きました。私は辛いものが得意ではないので、食べているうちに唇が腫れているのではないかと思ってしまうほど。でも「辛くて食べられない」とはならず、もっと食べたくなるクセになる味です。 「ヨコイのソース」でお店の味を再現するレシピ!玉ねぎ、ベーコン、ハム、ウインナーはマスト! 「ヨコイのソース」はかけるだけのパスタソースほど手軽ではありませんが、一手間加えるだけあって比べものにならない美味しさです。 [penci_recipe] スパイシーなのでワインやビールと一緒に楽しんでも美味しくいただけます。辛いのが苦手なお子さんには、半熟の目玉焼きやスクランブルエッグなどを乗せてあげると食べやすくなります。具材はお好みで構いませんが、ウインナーやハム、ベーコンを組み合わせることで深みとコクが増します。また、ピーマンやマッシュルームを加えても美味しいです。 スパゲッティハウスヨコイ 【ヨコイのソース 4人前(250gx2)】 価格:756円 (2020/5/26 11:17時点) 感想(4件)
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1本365gのボトルの中に、一つ一つ手で皮をむいたにんにくが8片分もはいった濃厚なにんにく味の「うめっきゃ」。暑さでなんとなく元気が出ない、これからの季節にもってこいの「うめっきゃ」を使って、ズッキーニの豚バラ巻きを作ります。 [penci_recipe] 「うめっきゃ」を入れた後は焦げやすいので、入れる前にしっかりと焼き色を付けておくのがポイントです。豚バラ肉から脂が出るので、油を入れて焼く必要はありません。豚肉から出た脂はズッキーニになじみ、ほくっとした味わいになります。 最後に「うめっきゃ」を絡めることで、しっかりとした濃厚な味を楽しめます。ほくほくとしたズッキーニ、カリッと焼き上げた豚バラ、にんにくの風味が効いた「うめっきゃ」。あっという間に食べ終わってしまう、夏バテ防止にもぴったりのおかずです。
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スーパーマーケットではたくさんの調味料やたれが販売されています。そんな中でも「焼肉のたれ」は種類が豊富ですが、気づくと毎回同じ商品を買ってしまっていませんか?味付けには保守的な私が、初めて見たのに思わず購入してしまった焼肉のたれ「うめっきゃ」をご紹介します。 青森県五所川原市のローカルスーパー「食祭館 中谷」 地方のローカルスーパーには、他では見ることのできないオリジナル商品が多いもの。青森県五所川原市にある「食祭館 中谷」も、地元のものがあふれた地域密着型のスーパーマーケットです。 大きなにんにくの絵と中谷社長の似顔絵が描かれた「うめっきゃ」のボトル。 にんにくの絵が大きすぎて「うめっき」だと思っていました。よーーく見てみると、小さな「ゃ」が隠れています。 こんなところも、一つ一つ手作業で作られているからこそ。 そしてボトルは、ずっしりとした重さがあります。 ラベルにも「中身の濃さが決めてだんす!」と書かれています。早くお肉と一緒に焼きたい!とわくわくします。 肉を漬け込んでも、肉を焼くときに使える「うめっきゃ」 「うめっきゃ」1本のボトルに、青森県産のにんにくが8個分たっぷりと入っています。原材料は、青森県産にんにく、りんご、醤油、砂糖、みそ、ごま油、みりん、酒、唐辛子。 添加物は一切使用されていません。なじみのあるものだけが使われています。 よく振った後に封を開けるときに中身が飛び散ることがあります、と注意書きがあります。 濃厚でずっしりとしているので、慎重に開けないと洋服にまで飛んできます。 それしても、にんにくのいい香りがたまりませんね。 今回は「うめっきゃ」をお肉と漬け込まず、焼くときだけ使用してみました。たっぷりのにんにくが香ばしい肉の香りと一体になっていくのは、ぐんぐんと食欲がそそられていきます。肉が美味しくなったのはもちろんですが、ご飯がどんどん進みます。 なぜ1本しか買わなかったのか、今とても後悔しています。 簡単に美味しくなる焼き肉のたれ、その実力に脱帽です。
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伊豆を旅行中に見つけた「ワサフル」。わさびもなくなりそうだったし、前に買った辛み系調味料もなくなりかけてるし、とこういうボトルに入った調味料を見つけるとつい買ってしまう自分に言い訳しながら購入しました。 伊豆地方は有名なわさびの産地です 静岡県伊豆地方は、日本有数のわさびの産地です。静岡県はわさびの産出額全国1位の産出県としても知られています。そのため、SAなどでも冷蔵ケースに生わさびが販売されていますし、わさびサイダーやわさびドレッシングなどわさびを使った商品も数多く並んでいます。 良いわさびが育つには、きれいな水が必要です。天城地方は天城山の地下1000メートルから深層水が湧き出し、山に囲まれ日光が当たりすぎない地形もわさび栽培に適しています。冬暖かく夏は涼しいという、気温の変化が穏やかなのも特徴的です。 手軽に使える調味料「ワサフル」 タバスコのようなボトルに入った「ワサフル」は、わさびだけでなく玉ねぎや桃ピューレが使われています。辛さだけではなく、しっかりと素材の旨みも引き立たせてくれます。箱を開けると、ドレッシングのように2層になった液体が入っています。しっかり振ってから使いましょう。 いつもわさびを使って食べていた手巻き寿司に、「ワサフル」を使ってみました。いつもはチューブのわさびを使っているのですが、わさびを醤油に溶くとうまく溶けないし、かといって手巻きにわさびをそのまま巻いてしまうと辛すぎる。手巻き寿司に上手くわさびを使えていませんでした。 海苔の上に酢飯と具材を乗せてから、しっかりと振った「ワサフル」を数滴。そして小皿の醤油をつけて手巻き寿司を食べてみました。わさびの風味もしっかりと感じられるようになり、家族にも大好評です。わさびのピリッとした辛みは感じるのに、液体だからかツンとした辛みがふわっと消えるのも心地よい味わいでした。 修善寺醤油 ワサフル 60ml 価格:338円(2017/11/2 16:36時点)感想(3件)