見学・体験レポート

買い物も宿泊もできる千葉県道の駅「保田小学校」は懐かしい雰囲気でいっぱい

ドライブのお楽しみの一つは道の駅に立ち寄ることです。おもしろそうな道の駅を調べて行くこともあれば、たまたま見つけた道の駅に行ってみるのも楽しいものです。今回は前から気になっていた道の駅「保田小学校」へ行ってきました。

廃校になった小学校が道の駅へと変身「保田小学校」

道の駅「保田小学校」という名前、そして外観から分かるように、2014年までは本当に小学校でした。
廃校になった小学校を再利用し2015年12月に道の駅として生まれ変わったのが「保田小学校」です。

廃校ではありますが、施設はどこも清潔で、それでいて懐かしさを感じる雰囲気はしっかりと残されています。アクセスは車なら鋸南保田(きょなんほた)ICを降りたらすぐ、電車でもJR内房線保田駅から徒歩で約16分ほど。お散歩にもぴったりです。

その名の通り、建物の外観は小学校そのもの。「私もこんな小学校に通ってた!」と、誰もが思ってしまうような思い出と共通点を感じさせる建物です。小学校だった頃のなごりがあちらこちらにあるので、それを探してみるだけでも十分楽しめます。

我が家の子どもたちは建て替えられたピカピカの学校に通っているので、物珍しそうにあちこち見ていました。それでもとびばこや二宮金次郎像など、時代を越えて共通している物も多く家族で楽しめました。だいぶ昔に小学校を卒業した大人たちが、ノスタルジックな気持ちになれる場所です。

道の駅「保田小学校」の「学びの宿」は教室に宿泊できる

道の駅「保田小学校」では買い物や食事を楽しむだけではなく、宿泊も可能です。校舎の2階にある宿泊施設「学びの宿」は外側から見学もできるので、みてきました。

見学できるスペースは「まちの縁側」と名付けられ、靴を脱いでスリッパに履き替えます。小さなお子さんが遊べるようなちょっとした遊具が置いていったり、学校の図書室を思い出させるような本が置いてあります。10:00〜17:00までは自由に見学できますが、夜は宿泊者専用のスペースになります。

「まちの縁側」から宿泊するお部屋を見学することができます。お部屋はそのまま教室の雰囲気が残されていて、家族でというよりは友人同士でわいわい泊まりたくなります。

個室は4人部屋と15人まで泊まれる大部屋の2種類があります。4人部屋の個室には畳ベッドになっていて、テレビ、冷蔵庫、湯沸かしポット、スリッパはお部屋に用意されています。トイレや洗面所、お風呂は共同です。

この洗面所やトイレも学校の施設を利用していて、学校のおもかげがしっかりと残されています。学生の頃の宿泊教室や合宿気分を思い出します。夜、お手洗いに行きたくなったらドキドキしてしまったり、それも楽しそうですね。

道の駅「保田小学校」の体育館を再利用した「里山市場きょなん楽市」

道の駅でのお楽しみの一つ、お買い物。道の駅「保田小学校」には、里山市場きょなん楽市という広々としたショップがあります。近くでとれた野菜や果物、お弁当やお土産など道の駅らしい品ぞろえになっています。「保田小学校」ならではの、小学校をモチーフにしたお土産もたくさん並んでいます。

この建物は体育館だったところを再利用しているので、ふと上を見上げてみると見覚えのある天井が広がっています。バレーボールが挟まっていないのが不思議なくらい、懐かしい天井です。

※2019年9月の台風15号により甚大な被害を受けたため、現在「里山市場きょなん楽市」は仮設店舗で営業中です。(2020年1月現在)

カフェや食堂など食事ができる場所も教室を利用しています。小さなお子さま連れにもうれしい、靴を脱いで遊べる子ども広場があります。
3歳〜12歳までのお子さんが上って遊べる室内遊具やボールプールもあり、ドライブで飽きてしまったお子さんの休憩にもぴったりです。

我が家もめずらしいしょうゆサイダーとびわサイダーを買って、子どもたちと一休み。
大人はノスタルジックな気分でお買い物ができ、子どもは昔の道具にふれるなど楽しく遊べる道の駅「保田小学校」。
家族で、友人で立ち寄りたいスポットです。

道の駅「保田小学校」

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。