見学・体験レポート

愛知県に行ったら食べて欲しい!藤田屋の「大あんまき」

東京では百貨店の催しなども多く、地方のおいしいものも比較的手に入りやすくなっています。オンラインショップのあるお店も多く、ともすると東京で手に入らないものはないと思いがちです。
ネットでは買えない、わざわざ買いに行くしかないもの。
私のわざわざ買いに行きたいおやつの一つ、藤田屋「大あんまき」をご紹介します。

藤田屋の「大あんまき」との出会い、それは偶然で突然

私が初めて「大あんまき」を知ったのは今から15年ほど前のこと。名古屋駅から近鉄電車に乗ろうとしていたとき、通路に小さなお店が出ていたのを見つけたのがきっかけでした。
これから乗る特急電車の車内で食べるおやつが欲しいと思っていたので、立ち寄ったのが「大あんまき」との出会いでした。

「大あんまき」はどら焼きのような生地で餡を包んだものかなと思い、ショーケースを見てみると驚くほど餡の種類が豊富です。
あずきや白あんなどポピュラーなものはもちろん、抹茶あんや栗の入ったもの、そして驚いたのがあんとチーズ、あんとカスタード、そして揚げた天ぷらあんまきなどの「大あんまき」です。
あんこも大好き、カスタードも大好きな私にとって、これ以上ない魅力的な組み合わせ。でもまさか一緒に食べるというのは思い付きませんでした。このわき上がってしまった興味はを止められるわけもなく、カスタードあんまきとチーズあんまきを買いました。

名古屋でも買える「大あんまき」ですが実は知立(ちりゅう)名物

初めて「大あんまき」を見つけたのは名古屋駅でしたが、豊橋駅や刈谷ハイウェイオアシスなどで藤田屋を見かけるたびに「大あんまき」を購入し、今では愛知県へ行くときには「どうしても買いたいものリスト」に入れています。

「大あんまき」を販売している藤田屋は、江戸時代に創業した愛知県知立(ちりゅう)市に本店があります。知立駅店や御在所サービスエリア店など9店舗常設店舗がありますが、期間限定店舗が多いのが特徴です。
出店予定は藤田屋の公式サイトに書かれていますが、それでも都内から行くのにはちょっと遠いエリアばかりなのでちょっと気軽に、というわけにはいきません。

それもそのはず。藤田屋の「大あんまき」は、当日製造、当日出荷にこだわり作り置きをしないのが特徴です。そのため「大あんまき」の皮はしっとりと柔らかく、あんは小豆の豆の味が感じられるほど甘さは控えめになっています。

あんもたっぷり、クリームもたっぷりの「大あんまき」

藤田屋の「大あんまき」は7種類あります。
・粒あんの入った「黒」
・あっさりとした「白」
・黒あんに栗の粒が入った「栗」
・白あんに抹茶を加えた「抹茶」
・黒に衣を付けて揚げた「天ぷら」
・チーズクリームとあんを合わせた「チーズ」
・カスタードクリームとあんを合わせた「カスタード」
毎回どれも食べたくて買うまでに随分と悩むのですが、なにせ消費期限は翌日まで。結局いつもの、お気に入りを選んでしまいます。やっぱりここでしか食べられない「カスタード」と「チーズ」、そして「天ぷら」を買うことが多いです。

別のお店でもあんまきを買ったこともあるのですが、藤田屋の「大あんまき」は生地のしっとり感と独特のもっちりとした食感が違います。

あんとカスタード、両方入っているとしつこいのかなと思っていましたが、あんだけでなくカスタードも甘すぎません。あんにはないクリーミーな食感も加わって、初めて食べる新しい味わいは感激ものです。
チーズ味は、ほんのり塩味がきいてクリーミー。これまた粒の残ったあんとよく合います。むしろなぜ他のお店にはないんだろうと思ってしまうくらい、おいしい。

こんなにおいしいのに、年に数回しか食べられないなんて。切なさを感じてしまうほど、私のお気に入りのおやつです。
mozoワンダーシティ店では、期間限定の大あんまきも販売されているのだとか。これまたわざわざ買いに行きたいリストに追加しておかなくてはなりません。

藤田屋「大あんまき」

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。