進化する食卓

パスチャライズ(低温殺菌)で作られた東毛酪農のコーヒー牛乳

暑い日が続いていたと思ったら、最近の東京は多少の蒸し暑さはあるものの比較的涼しい日が続いています。電車の中からは制服姿の高校生が減り、プールバッグを持った小学生やお出かけする親子連れをよく見かけるようになりました。

夏休みだな、と思うものの私の夏休みはもう少し先の話。ちょっぴりうわついた、でも普段と変わらない日常の中で、ちょっとした非日常感を味わいたい。そんな時に目に入ったのが秋葉原駅にある「ミルクショップ酪」です。

ずらりとならんだ牛乳瓶。タイムスリップしてしまったかのような、レトロな雰囲気。目移りしてしまうほどたくさんのコーヒー牛乳やフルーツ牛乳は、選ぶだけでもわくわくします。

JR秋葉原駅の総武線ホームに「ミルクショップ酪」があります

「ミルクショップ酪」は、JR秋葉原駅の総武線ホームにあります。上りホームにも下りホームにも「ミルクショップ酪」があります。ちょうどホームの中央あたりで、乗り換え人の通行量も多い場所なので迷うことはない場所にあります。

注文すると瓶の蓋を開けて渡してもらえ、飲み終わったら瓶を戻すシステムになっています。途切れることなくお客さんが来て、サッと注文してゴクッと飲んでパッと去って行きます。

パスチャライズって?低温殺菌された牛乳のことです

コーヒー牛乳を飲むことは決めていたものの、コーヒー牛乳だけでも何種類もあります。こういう時は、せっかくだから初めましてのものを選びたい。じっくり考えて東毛酪農の「パスチャライズコーヒー」に決めました。

聞き慣れない「パスチャライズ」という言葉、早速調べてみると低温殺菌された牛乳のことなのだとか。東毛酪農の「パスチャライズコーヒー」には、65℃で30分殺菌された生乳が使われています。

ちなみに市販されている牛乳の95%以上は、120〜130℃で2〜3秒という超高温で殺菌されています。大量生産には便利なのですが、有害な菌だけでなくいい菌までも殺してしまいます。さらにカルシウムやたんぱく質も熱で変質してしまうので、牛乳の風味が損なわれてしまうのだそうです。

牛乳の独特の匂いや後味が苦手という方も少なくないですし、飲むとお腹が痛くなるという話も聞きますが低温殺菌された牛乳だと飲めるという方も多いようです。

いつも飲んでいる牛乳と牧場で飲む牛乳が、全く別のもののように感じたのは殺菌方法による違いもあったのですね。

低温殺菌された生乳をたっぷり使った、東毛酪農「パスチャライズコーヒー」

「パスチャライズコーヒー」は東毛酪農自慢の低温殺菌牛乳にコーヒー抽出液と洗双糖が加えられているのだとか。洗双糖というのは精製されていない、ミネラルやビタミンを多く含んだお砂糖のことです。「パスチャライズコーヒー」のこだわりが感じられます。

瓶に口を近づけるとふわっとコーヒーの香りがします。一口飲んでみると、あれ、思ってたものと全然違う!コーヒー牛乳といえば甘みが強く牛乳感もしっかり感じるもの、というイメージだったのですが全く違います。

サラッとしていて牛乳独特の重さは感じません。甘さは控えめでしっかりとコーヒーの苦味も感じられるので、大人でも美味しく飲むことができます。仕事の休憩中とか、食後とかリラックスしたいときに飲みたいコーヒー牛乳です。

初めてミルクショップを利用しましたが、どこか旅行に行ったような雰囲気を味わえてリフレッシュできました。次はどんなコーヒー牛乳を飲もうかな。

東毛酪農「パスチャライズコーヒー」の公式サイトはこちら

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。