ご当地スーパーが大好きで、旅行に出かけるたびに各地のスーパーを探しては立ち寄るのを楽しみにしている私。東京では見たことのない看板を見つけると、わくわくしてしまうのは私だけではないはず。 今回旅の途中で立ち寄ったのは、群馬県の北部に位置する沼田市や渋川市にある「すーぱーこいけ」。店内には手書きのポップや見たことのない商品も多く、ご当地感あふれるスーパーです。 すーぱーこいけはどんなスーパー? 「すーぱーこいけ」は、1975年に小池精肉店として開業し1980年創業したスーパーです。豚肉は地元生産者より直接仕入れ、奥利根豚として販売しています。野菜も利根沼田産の新鮮野菜を安く提供し、豚肉や野菜は生産者の名前を表に出すことで生産者にとってはいいプレッシャーになり、お客さまにとっては生産者が見える安心の商品となっています。 また、惣菜は種類が豊富で、ほとんどが手作りです。コロッケなどは昔ながらの製法でじゃがいもを蒸かすところから作っています。家庭の味に近い、地元の味のお惣菜を心がけているとのこと。旅行客でも手軽に地元の味を楽しめます。 すーぱーこいけの1号店は、沼田市にある横塚店で、沼田市内には沼田店と町田店の計3店舗あります。沼田市に隣接する利根郡昭和村の沼田店、沼田市の南にある渋川市にある敷島店、沼田市の西にある吾妻郡にある高山店の合計6店舗展開しています。 すーぱーこいけは、「顧客第一主義」がモットーの地域に根ざしたスーパーマーケット。顧客であるお客さまの満足を追求し、鮮度の追求や豊富な品揃えを時代に合ったかたちに創造し、提案して行くことを目指しているそうです。 すーぱーこいけ沼田店の店内の雰囲気 今回私が訪れたのはすーぱーこいけ沼田店。JR上越線沼田駅からも近く、国道291号線沿いにあります。 店内へ入ると、野菜や果物などの青果コーナーになっています。青果コーナーで目を惹いたのがきのこの品揃えの豊富さです。都内でもよく目にする雪国まいたけもありますが、よくよく見ると、いつも私たちが食べているものよりも随分とまいたけが大きい。これは「雪国まいたけ極」と言って、旨味成分が濃厚で風味があり、歯ごたえの良さもいいプレミアム舞茸なのだそうです。群馬県沼田市は新潟県にもほど近く、沼田市でもきのこの栽培は盛んということもあり、沼田産のまいたけ、ひらたけ、生しいたけなども販売されています。 さらに奥へと進んで行くと「田子納豆」という納豆が山積みになっているのを発見しました。こちらは沼田納豆と呼ぶ人もいる、沼田市にある田子商店が作る納豆です。大粒の大豆を使っていて、懐かしい味のする納豆だのだとか。40g入りのパックが3つ入ったミニパックと、70g入りのパックが販売されていました。ミニパックは90円ですが、70g入りのパックは1個57円、3個買うと120円です。 さらにご当地食材を探して店内を歩きます。元々精肉店だったということや、豚もつ煮が有名なこともあって豚ホルモンが豊富に揃っています。温めるだけ、焼くだけで食べられるものも多く観光客でも手軽に買える商品が多いです。 乾麺売り場では上州名物の「ひもかわうどん」を見つけました。にんじんや大根などたっぷりの野菜と煮込んでおっ切り込み、茹でて冷たくさらせばざるひもかわが家でも楽しめます。 調味料売り場へ行ってみると、群馬ではおなじみの正田醤油があります。ご当地醤油に興味はあれど、なかなか1L買うのは勇気がいるもの。すーぱーこいけには100mL入りの小さいサイズの正田醤油もありますので、自分用や友人などのおみやげにもぴったりです。 味噌売り場を見ると、越後味噌や会津天宝といった新潟県や福島県の味噌が目立ちます。大好きな越後味噌は迷わずお買い上げ。東京ではあまり越後味噌は見かけないので、こうして買えるときに買っておくことにしています。 先ほど乾麺売り場を見ましたが、冷蔵の生麺売り場は驚きの品揃えです。売り場には「すーぱーこいけ一押し」と沼田市にある関麺がぐんまちゃんの手描きのイラストとともに紹介されています。その関麺が製造する「おっ切り込みうどん」や「生うどん」「奥利根そば」など圧倒される品揃えです。 うどんだけでも種類多く、迷った末に生うどんを購入しました。多めのお湯で15〜16分茹でる、と特徴的なうどんです。初めてなので釜揚げうどんにしましたが、麺はもっちもち。次回は群馬のうどんらしく、具を沢山入れたあつあつのつゆに付けて食べてみたいです。 そしてパン売り場に置かれていたのはすーぱーこいけオリジナルの「沼田城本丸」「名胡城本丸」というお菓子。お値段は298円と気軽に配れるおみやげにもおすすめです。 すーぱーこいけのお惣菜コーナーは必見! 店内をゆっくり回り、いよいよお待ちかねのお惣菜コーナーへやって来ました。ソースカツ丼や焼き鳥丼など丼物は298円、かぼちゃの煮物や煮しめなどは200円前後で売られています。 かぼちゃコロッケ、エビマヨ風コロッケ、エビミックスフライは1パックに2個入って100〜140円。大人の手のひらほどの大きなびっくりメンチは1個93円、トンカツやヒレカツも180〜200円とその値段に驚きます。 手作りポテトサラダや春雨サラダ、ごまあえや切り干し大根は1パック100円。少量パックで販売してくれているので、少人数のご家庭だけでなく色々な種類を食べたい方や旅先でのおつまみにもおすすめです。 そして、すーぱーこいけのお惣菜で最も注目のお惣菜が「自家製癖になるもつ煮」。2019年にヒルナンデスのご当地スーパー選手権に出場した際、オリジナルお総菜&お弁当対決でも紹介されたもつ煮です。 ぴっちりとラップで包まれているので、このように自宅までこぼれることなく持ち帰ることができました。レンジで温めてから食べると、見た目よりもずっと上品な味。味噌をベースにあっさりとしていてほんのりピリッとする辛さが特徴です。家族4人で分けて「もう少し食べたかったなー」というちょうどいい量になっています。 すーぱーこいけのセール・特売日は? すーぱーこいけでは「ぐーちょきキッズパスポート」を提示すると毎週土曜日が5%オフに、「ぐーちょきシニアパスポート」を提示すると毎週日曜日が5%オフになります。※商品券、雑誌を除く。 すーぱーこいけの広告はInstagramにアップされていますので、お買い物の前のチェックをお忘れなく。 すーぱーこいけの決済方法は? すーぱーこいけ沼田店では現金の他にPayPayが利用できました。店舗によって異なる場合もありますので、お会計前にご確認ください。 すーぱーこいけまとめ…
お弁当
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日本全国、その地元しかないものを探していくご当地スーパーの旅。 今回は東京都や神奈川県を中心に展開している、オーケーストアをご紹介します。 オーケーストアは高品質低価格スーパー オーケーストアは『高品質・Everyday Low Price』の経営方針のもと、首都圏1都3県を中心に展開しているスーパーマーケットです。一部の店舗では食品や生活雑貨だけでなく、より幅広い商品が揃ったでディスカウントセンターになっています。 オーケーストアの入口や店内には『高品質・お買徳』『Everyday Low Price』というオーケーストアの基本方針が掲げられています。 TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』の中で行われた「スーパー総選挙」では、3年連続1位を獲得し、人気と実力を兼ね備えたスーパーです。 毎日が特売というスタンスなのでオーケーストアには特売日がありません。そして競合店対抗値下げを行っているので、近隣店舗の方が値段が安い場合は、店頭の値段が変更になることもあります。 オーケーストアの一番の特徴が「オネスト(正直)カード」。値札の横などに「長雨の影響で、レタスの品質が普段に比べ悪く、値段も高騰しています。暫くの間、他の商品で代替されることをお薦めします。」などお買い物に来たお客さんにとって不利益にならないよう、家族や友人に教えるかのような誠実な商品情報を正直にお知らせしてくれます。 みなとみらいに本社を移転したオーケーストア 1958年に株式会社岡永商店の小売部門として創業し、1967年に株式会社岡永商店より分離し、オーケー株式会社を設立しました。 1978年以降、約40年近くオーケージャンボサガン店(東京都大田区)に本社を構えてきましたが、2016年にオープンした横浜みなとみらい店(神奈川県横浜市)に本社を移転しました。その後も成長を続け年々店舗数を増加させています。 1983年にはコンピュータシステム全面稼働させ、1987年にフランスのカルフールと共同して日本市場のマーケットリサーチを実施しています。1989年から買い物袋の有料化を実施するなど、ローカルスーパーながら常に時代を先取りしてきました。 オーケーストアの店舗数は123店舗 2017年には97店舗でしたが、2020年3月には123店舗まで増やしたオーケーストア。 現在東京都内には64店舗(東京23区内には44店舗)、神奈川県には42店舗、千葉県には9店舗、埼玉県には11店舗、合計126店舗とまだまだ増え続けています。(2020年10月現在) もっとも店舗数が多い東京23区内でも、本社があった大田区には7店舗と店舗が集中しています。特にサガン店周辺には仲六郷店、南六郷店があり、2018年には梅屋敷店もオープンしました。オーケーストアからオーケーストアが見える場所もあるほど。 京急線に乗っていると車窓からオーケーストアの看板がよく見えます。この地域に方々にとってオーケーストアが欠かせないことが分かります。 渋谷区の初台店や豊島区の高田馬場店など駐車場がない店舗もありますが、都心にありながら駐車場のある店舗が多いのも特徴です。 オーケーストアのセール・特売日は? 毎日が特売日のオーケーストアには特売日はありません。 ですが、フェアや新商品などが掲載された「最新版商品情報紙」が毎週月曜日に発行されています。 オーケーストアのホームページやTwitterでも最新版を見ることができます。 オーケーストアに特売日はありませんが、オーケーストアの商品価格は変動することもあります。期間限定で取り扱う商品だったり、お客さまのリクエストに応えて入荷した商品もあるので「最新版商品情報紙」のチェックは欠かせません。 オーケーストアの最新版商品情報紙 オーケーストアに行ったら「手作りピザ」はマスト! オーケーストアに行ったら絶対に外せないのが、店舗のベーカリーで焼きあげる「手作りピザ」です。店舗や時間などにもよりますが8種類ほどの焼きたてピザが販売されています。…
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パッケージのかわいらしさから思わず買ってしまうことを「ジャケ買い」と言いますが、お店や商品の名前でもやたらと興味をそそられてしまうことはありませんか? 私の場合、それが「嬉嬉豚」でした。 読み方は「うれうれぶた」。この幸せあふれる名前……気になりませんか? さらに調べてみたところ、「嬉嬉豚」を食べられるお店の名前が「君に、揚げる。」 これはもう行くしかありません。 池袋の「君に、揚げる。」では、一体どんなとんかつが食べられるのでしょうか。 「嬉嬉豚」とはどんな豚肉なの? 豚肉の産出額が全国トップクラスを誇る群馬県前橋市では、2009年から前橋市の良質な豚肉を使った料理コンテスト「T-1グランプリ」が行われるほど。ブランド豚の人気や積極的な広報活動が実を結び、群馬の豚肉の魅力やおいしさは全国的に広まりつつあります。 総合食肉卸業・株式会社ナチュラルポークリンクのブランド豚である「嬉嬉豚」も前橋市の広大な農場で育てられています。 「嬉嬉豚」の名は「動作に嬉しさがあふれているさま。嬉しくて動作がはずむさま」を意味する「嬉嬉(いそいそ)」から発想を受けたそうです。 「おいしいものを食べる前の心が弾む感覚まで味わって欲しい」という思いを込めて名づけられました。 「嬉嬉豚」の特徴はというと「きめが細かくなめらかで細かいサシ」「餅のような弾力で柔らかい」「肌身が白く美しいつや」「旨味が濃厚、脂に甘み」と、なんとも魅力的な言葉がホームページには並んでいます。 一体どんな豚肉なのか、ますます興味がわいてきます。 「君に、揚げる。」はどんなとんかつ屋さん? 嬉嬉豚とんかつを提供してくれる「君に、揚げる。」は、池袋にあります。 実はこちら、2020年8月に再オープンした店舗です。以前の店舗も池袋にありましたが、約1年の期間を経て移転再オープンとなりました。 もともとは運営会社がお肉を卸していたお得意様が運営していましたが、経営が苦しくなり高額な違約金のため店をたたむこともできなくなってしまいました。そこで運営会社がお店を引き継ぎ、嬉嬉豚を気軽に楽しんでもらえるアンテナショップとして再出発することとなりました。 マイナスからのスタートということもあり、話題になる面白い店名にしたいと考えた結果、クラウドソーシングでネーミングを一般公募して「君に、揚げる。」という店名に決まったのです。 そのユニークな店名、そして控え目な価格に確かな味ということもあり「君に、揚げる。」は人気レストランとなり、数々のメディアで紹介され行列のできるお店となりました。 しかし、店舗の契約更新の時期を迎え、予定通り池袋店を閉めるという決断に至ったのです。 その後、クラウドファンディングで支援を募り池袋での再オープンへと至りました。私も以前の「君に、揚げる。」へ伺ったことがあるのですが、あまりの行列で断念せざるを得なかった苦い経験があります。今回やっと、満を持しての再来店に胸がときめきます。 「君に、揚げる。」の店舗と営業時間は? 池袋駅から徒歩10分程度の場所にある「君に、揚げる。」は、平日はランチ11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の二部制です。 土日祝日は11:00-20:00(ラストオーダー19:30)の通し営業です。また水曜日は定休日でしたが、2020年10月から水曜日も営業になりました。 2020年3月には「君に、揚げる。」(極) が東京メトロ銀座線の稲荷町駅から徒歩3分の場所にできました。こちらは11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、とディナー17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)の完全二部制です。同じく水曜日が定休日です。 「君に、揚げる。」のメニューは? 「君に、揚げる。」は嬉嬉豚とんかつ定食がメイン。とは言え、嬉嬉豚とんかつ定食は1種類ではありません。 ・嬉嬉豚熟成肉ねむるぶたおふトン ロースとんかつ定食 ・嬉嬉豚特上ロースとんかつ定食…
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レトルト食品は忙しい時のお助けアイテムという印象が強く、味は二の次と思っている方も多いのではないでしょうか。 忙しい、疲れている時こそおいしいものでも食べて疲れを取りたい。でも食事に手をかけたくない。相反するようだけど、心からのまっすぐな要求です。 この2つをかなえてくれる、ごちそうレトルト専門店があります。 宮城県に本社のある「にしきや」では、カレー、スープ、パスタソース、おかゆなどメニューは約100種類にも及びます。 本格的な味わいの大人向けのメニューから小さなお子さま向けのメニューまで揃うので、家族みんなで楽しめます。 3種類のレトルトカレーとハヤシライスを選んだ、小中学生の子のいる4人家族 【家族構成】 40代夫婦、中学生男子、小学生女子 【選んだ商品】 ビーフカレー、ゆずキーマカレー、ゴルゴンゾーラビーフカレー、牛ハヤシ 【商品を選んだ理由】 カレーを買ってくると家族に言ってきたのでカレー系から選びました。 小学生の娘が辛すぎるカレーは食べられないので、いつもハヤシライスを買っています。甘すぎたり酸味が強かったり、娘好みのハヤシライスが見つからないので「にしきや」のハヤシライスはどうかなと思って試してみたかったからです。 あとはゆず好き、チーズ好き、ビーフカレー好きと家族の好みに合わせて選んでみました。 【商品の感想】 「牛ハヤシ」は食の細い娘が気づいたらあっという間に半分食べてしまっていました。美味しかったようで、いつものと全然違うと絶賛していました。甘みも酸味もほどよく、そしてほろっと柔らかい牛肉。特別な感じはしないのに、ごちそう感があるおいしいハヤシライスです。 「ビーフカレー」は中辛ですが、市販されている中辛よりもマイルドな辛さに感じました。普段辛口が好きな夫は少し物足りなく感じたようです。驚いたのはビーフの大きさです。封を開けてあらかじめよそっておいたご飯にかけると、大きなお肉のかたまりがゴロゴロ出てきます。ビーフは柔らかく、適度に脂を感じます。家に常備しておきたい、食べる人を選ばない安定感のあるカレーです。 「ゆずキーマカレー」は、封を切った瞬間から鮮烈なゆずの香りがします。カレーの香りもしっかりするのに、それを上回るゆずの香り。使われているお肉は鶏ひき肉で、あっさりサラッと食べられるキーマカレーになっています。和食感覚で食べられます。 「ゴルゴンゾーラビーフカレー」は、その存在を知ったときから買おうと決めていたので一番にかごに入れました。驚くのはゴルゴンゾーラの香りです。期待していたよりもはっきりくっきりゴルゴンゾーラの香りがします。もう少しチーズ寄りの色をしたカレーかと思っていましたが、見た目はビーフカレーと変わらない色をしています。口に入れた途端、思い切りゴルゴンゾーラの風味が鼻から抜けていきます。それでいて味に強いクセはなく、チーズのコクとほどよい辛みのバランスのカレーになっています。 キッズ向けメニューとルーロー飯を選んだ、幼稚園児と小学生の子のいる4人家族 【家族構成】 30代夫婦、小学生女子、幼稚園男子 【選んだ商品】 お野菜キーマカレー、ハンバーグ丼、ルーロー飯、ゆずキーマカレー、 【商品を選んだ理由】 子供が7歳、6歳とまだ小さいため、子供たちには子供向けの商品を選びました。 特に上の娘は毎日でもカレーが食べたいというほどのカレー好き。忙しい時はレトルトカレーで済ませたい時もあるのですが、スーパーなどでよく売っているレトルトはあまり好きではないそうです。少しカレーにうるさい娘がどのような感想を持つのか興味津々です。 息子のハンバーグ丼は、レトルトのハンバーグがどこまでおいしく作られているのか知りたくて買ってみました。 自分用に買ったのはルーロー飯。台湾旅行で食べたルーロー飯がおいしくて、ずっとルーロー飯を食べたいと思っていたので決めました。 ゆずキーマカレーはパッケージの色がきれいだったので決めましたが、残念ながらこの日は帰宅が遅くなり一緒に食べられませんでした。…
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旅に出たら何か新しい体験をしなくてはいけないというものでもない。 ただ電車に乗って日常を抜け出し、美味しいごはんとお酒を堪能する。 これも立派な旅。 列車旅が好きで、色々な観光列車に乗っています。 今回ご紹介するのは長野→軽井沢間を走る「ろくもん」です。 長野県を走る観光列車「ろくもん」とは 自然と文化に恵まれた軽井沢から、歴史の街・上田や善光寺のお膝元・長野までを走る 懐かしくて新しい、楽しい列車。 しなの鉄道が走らせてくれています。 こどももおとなも楽しめる空間に、信州の山の幸を堪能できる食堂車。 信州の木のぬくもりを乗せ、高原の風と共に観光列車「ろくもん」が走り抜けます。 列車デザインは、世界一の豪華列車「ななつ星」もデザインされた水戸岡鋭治氏。 列車内もファミリーやグループ向けで2人・4人掛けの対面席やソファ席のある1号車。 (※1号車ではお食事はついていないので注意が必要です。持ち込みはOKです!) 沿線地域の景観を楽しみながら食事ができるカウンター席とソファ席が並ぶ ラウンジ風のレイアウトである2号車。 障子とヒノキをふんだんに使った和風コンパートメントの個性的な車両で 個室のような空間の中で食事を楽しめる3号車。 用途に合わせて車両を選ぶことができます。 今回私たちは3号車に乗車しましたが、電車に乗っている感じがしないぐらい 心地よくゆっくりお酒とお食事を楽しむことができました。 観光列車「ろくもん」予約はネットでも電話でも 運行日が決まっているので注意が必要なのと 予約開始日にかなりの争奪戦になるのでご注意です。 なお、予約は旅行月の2か月前の1日から7日前までで、ネットで予約できるほか 軽井沢駅やろくもん予約センターに電話でも予約が可能となります。 日中だけでなく日本三大車窓であるJR姨捨駅へ乗り入れる「姨捨ナイトクルーズ」や 宿泊がセットになった「クルーズプラン」、シンプルに観光列車を楽しめる「乗車券+指定席プラン」など 旅の行程に合わせて「ろくもん」を楽しむことができるのもうれしいですね。 ろくもん…
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時折無性に食べたくなる粕漬け。スーパーマーケットで買ってみても、甘すぎたり思っていた味と違ったり、家族が粕漬けの気分じゃなかったり、など意外とハードルが高い食材です。 そういうときは外でおいしい粕漬けを食べるのが一番。そして、そのついでにお土産を買って帰れるというおまけがあれば、なおよろし。 東京ミッドタウンにある「鈴波」では、一番おいしい状態で粕漬けが食べられる上、お土産も買って帰ることができます。 「鈴波」は名古屋・栄を中心に東京、大阪、千葉にも店舗があります 私が「鈴波」を知ったのは、名古屋に住んでいる知人に連れていってもらったのがきっかけでした。 名古屋グルメというと一番に思い浮かべるのは味噌カツや味噌煮込みうどんなど、赤味噌を使ったもの。その次に小倉トーストやあんかけスパゲティなど、B級グルメのような目先の変わったものといったところでしょうか。 もちろんいわゆる「名古屋グルメ」もおいしいけれど、味噌ではない気分の時もあれば、せっかくの旅行であれこれ食べたいからランチは重すぎないものにしたいということもよくある話。 私が行ったのは新幹線地下街にあるエスカ店でしたが、名古屋エリアだけでも6店舗、中部国際空港(セントレア)店と丹羽郡大口町にある工場直売店も合わせると愛知県内に8店舗あります。 東京にも8店舗、千葉(千葉そごう店)と大阪(高島屋店)にも1店舗ずつあります。 東京で魚介味醂粕漬け「鈴波」をおいしく味わうならミッドタウンへ 名古屋で人気の「鈴波」の味醂粕漬けは東京でも味わうことができます。 日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹新宿店、西武池袋本店、東武百貨店池袋店、大丸東京店とデパートを中心に都内に8店舗あります。 8店舗の中で食事を楽しむことができるのは、東京ミッドタウン六本木店と東京ミッドタウン日比谷店のみ。 ゆったりと食事を楽しめることもあり、一人で訪れた男性から家族連れ、年配の女性のグループなど幅広い世代の方が食事を楽しんでいました。 東京ミッドタウン六本木店と東京ミッドタウン日比谷店では、食事はもちろん魚介味醂粕漬けや守口漬の販売もしています。 おいしい食事を楽しんだ後家族へのお土産も買って帰れますし、お弁当も販売されています。 女性に人気の「鈴波」ランチはメニューが豊富です 今回伺ったのは「鈴波」東京ミッドタウン六本木店。 13時すぎとランチタイムには遅い時間でしたが、数組の行列ができていました。私たちの後ろにもどんどん人が並びます。名古屋だけでなく東京でも人気のお店です。 少しでも並んでいる間にメニューを決めようとしましたが、迷うほど種類が豊富です。 主なメニューは鈴波定食と鈴波御膳なのですが、鈴波定食にはミッドタウン限定の「鮭・いくら親子丼」付きのセットがあったり、鈴波御膳には「湯葉入り玉子蒸し」「さしみ」「若いもとろろ」「まぐろ山かけ」がそれぞれ付いたセットがあります。 メニューが少ないと選ぶのは簡単ですが、食べたいものをあれこれ迷うのも楽しいもの。鈴波のランチメニューは、メインの魚の味醂粕漬けの他に数種類の小鉢が付いています。 いろいろなものを少しずつ食べられるとあって女性に人気なのも納得です。 私が選んだランチメニューは「鈴波御膳」 お食事のメインである魚の味醂粕漬けは日替わりです。私が行った日はさわらでした。 迷いに迷った私が選んだのは、「湯葉入り玉子蒸し」が付いた鈴波御膳。 食事には新潟のコシヒカリ、味醂粕漬けに合うように赤味噌(豆味噌)を配合した赤だし、大和屋の守口漬をはじめとする季節のお漬物、ほどよい甘みの丹波黒豆、ひじきが入った小鉢、そしてグラスに入った梅粕酢が共通しています。 「湯葉入り玉子蒸し」は茶碗蒸しのようなものかと思っていたら、湯葉の入ったあんの中から温泉玉子が出てきます。ほっとする優しい味にわさびがいいアクセントになっています。 お目当てのさわらの味醂粕漬けは、ほわっと柔らかく上品な甘みが口の中に広がっていきます。この焼き魚の口直しに守口漬がよく合うこと! もともと守口漬が大好きというわけでもなかったので余計に驚きました。…
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レトルトはおいしくないとか、手抜きだとか、マイナスイメージがあるかもしれません。 でも手作り以上においしくて、手間ひまかかったごちそうレトルトを一度味わったら、そのイメージは大きく変わります。 自由が丘にあるお気に入りのごちそうレトルト専門店「にしきや」に、感動するごちそうレトルトを探しにいきませんか? 行き方を知りたい!「にしきや」自由が丘店のアクセスと営業時間 ごちそうレトルト専門店「にしきや」の店舗は宮城県内に2店舗、都内に2店舗の4店舗あります。 都内には二子玉川ライズショッピングセンターB1F「東急フードショー」内と、路面店の「にしきや」自由が丘店があります。 どちらも東急線沿線ですが、わざわざ行くなら「にしきや」自由が丘店がおすすめです。 「にしきや」自由が丘店は東急東横線、大井町線自由が丘駅から徒歩約5分。 どちらの駅からも中央口か北口改札から出ると分かりやすいです。 駅からも近く自由が丘散策のついでに「にしきや」に立ち寄ることができます。 営業時間は11:00~20:00、定休日は水曜日です。 年末年始や初売りの時期は営業時間が異なりますので、HPで確認の上お出かけください。 「にしきや」店舗情報 子ども用メニューも豊富!人気の無印のカレーも作っている「にしきや」 これまで「にしきや」のレトルトは、おしゃれな雑貨や食品を扱うショップで目にしていたものの、直営店に行くのは初めて。 「にしきや」が無印良品のカレーを作っている食品メーカーだということも知っていたので、「にしきや」自由が丘店に行くのはとても楽しみでした。 入ってすぐ驚いたのは、カレーの種類の豊富さ! これまで2、3種類しか見たことがなかったごちそうレトルトが、店内の壁いっぱいに並びそれはもう圧倒される品ぞろえです。 ビーフカレーなどの定番カレーはもちろん、「鶏とごぼうのカレー」や「レモンクリームチキンカレー」など一風変わったカレーや期間限定カレーも販売され、全部で20種類ほどあります。 そして本格的なインドカレーが32品、グリーンカレーなどのタイカレーが4品。意外と自分好みのレトルトカレーを見つけるのは難しいものですが、これだけあればマイベストレトルトカレーが見つかりそうです。 子どものカレーも2種類あります。7大アレルゲン不使用の「こどもカレー」と「こどもお野菜キーマカレー」で、どちらも子ども用に具材を小さくカットし、甘いだけではないしっかりとしたカレーです。 「にしきや」こどもシリーズ 内祝いやお礼にも!おしゃれなレトルトが揃う「にしきや」自由が丘店 「にしきや」のレトルトカレーやスープは自由が丘店の外観と同じく、パッケージがおしゃれなのも魅力の一つ。 友人へ出産祝いと一緒に持っていったり、内祝いにしたり、ちょっとしたお礼に渡したりとギフトとしても重宝します。 店頭でもオンラインショップでも、「にしきや」おすすめのギフトセットもあります。そして自分で選んだ商品でギフトを作ってもらうこともできます。 子ども用のカレーは、離乳食の終わった1歳ごろから食べられます。赤ちゃんがいても休むわけにはいかない2人目以降出産の友人に贈ったら、「にしきや」のカレーはとても喜ばれました。 「にしきや」ギフト 通販もできる!「にしきや」自由が丘店なら試食が用意されています 店内へ入ると、おいしそうないい香りがします。…
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都内で生活していると、大きなショッピングセンターへ行くのはちょっとした遊園地にいくようなわくわく感があります。 人それぞれお気に入りのショッピングセンターがあると思いますが、用事がなくてもなんとなく行かずにはいられない私のお気に入りのショッピングセンターがイオンモール堺北花田店です。 大好きなショッピングセンターに、無印良品が世界初の食の専門売り場をオープンさせたと聞いたら行かないわけにはいきません。3月のオープンから、やっと行くことができました。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は車でも電車でもアクセスしやすい イオンモール堺北花田店は大阪メトロ御堂筋線の北花田駅、2号出口すぐの場所にあります。駅直結なので雨の日でも安心ですし、迷う心配もありません。また車の場合でも、立体駐車場も平面駐車場も用意されています。 イオンモール堺北花田店にはリニューアル前も「無印良品」がありました。1階であることは変わりはありませんが、元々は阪急百貨店だった場所に移動しました。 食の専門売り場はもちろん、洋服や文房具、家具や「Cafe&Meal MUJI」がそろった世界最大級の無印良品です。 世界最大級なので、当然ながらとにかく売り場が広い!有楽町の無印良品も広いですが、イオンモール堺北花田店やはりワンフロアということもあり開放感がありゆったりとした雰囲気になっています。 無印良品らしい清廉さにウッディな作りが温かみを感じさせ、性別や年齢を問わなず誰でも受け入れてくれる雰囲気になっています。 イオンモール側から「無印良品」へ入ると、まずは婦人服売り場が目に入ります。その向かいには「Cafe&Meal MUJI」があり、開放感があるので人が吸い込まれるように入っていくのが見えました。もちろん私も吸い込まれました。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は精肉、鮮魚、地元野菜もそろう イメージとしては左側が洋服や文房具、家具を取り扱うエリア、右側が食品エリアというのを思い浮かべていただければ分かりやすいのではないでしょうか。 どこにどんなものがあるかが直感的にわかるというのは、買い物する上で意識することはないものの大切なことです。 初めてのお店でも「これはあの辺りかな」とすぐわかるお店もあれば、そうでないお店もありますよね。 探し回りながらあれこれ見るのは楽しいけれど、できたら私はお目当てのものを見つけてからあれこれ見たいのです。 野菜売り場には地元大阪産の野菜が数多く並んでいます。生産者の名前はもちろん、大阪のどの辺りで作られたものなのかも表示されています。 おなじみの野菜からあまり見かけない珍しい野菜まで、野菜売り場だけでもついつい足を止めて眺めてしまう充実ぶりです。 奥へ進んでいくと鮮魚売り場、そしてその奥に精肉売り場があります。 鮮魚売り場は切り身の魚だけでなく、氷がいっぱい入ったショーケースにかつおや穴子などがまるごと並べられています。そのお隣にはホッキ貝やあわびなどの貝類も並んでいます。 精肉売り場も同様で、日本国内の牛肉、豚肉、鶏肉がそろっています。 そして肉売り場には、とんかつやメンチカツ、ピーマンの肉詰めなどデパ地下のようなお総菜売り場が併設されています。 「無印良品」イオンモール堺北花田店は値段も手頃なデパ地下感覚 お惣菜は揚げ物だけでなく、サラダやローストビーフ、焼きそばやお好み焼き、お弁当のラインナップも豊富です。店頭に並んでいる厳選された食材を使っていることもあって、どれも豪華でおいしそうです。 充実しているのは生鮮食品やお惣菜だけではありません。 調味料や食材も、日本各地の厳選された物がそろっているのでコンパクトなスペースなのに一日過ごせてしまいそうです。 ずらっと並んだ、お酢や油、お麩や乾物。派手さがないけどいいものが見事に並んでいるのを見るとわくわくします。 まるでデパ地下のようですが、デパ地下に比べると売り場がコンパクトなので買い物のしやすさを感じます。 お弁当も食材も文房具も衣類も、全部まとめてお会計ができるのは本当に便利です。…
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駅弁の定番「シウマイ弁当」や赤いパッケージの「昔ながらのシウマイ」など、横浜はももちろん都内や近郊でもよく見かける崎陽軒のシウマイ。 神奈川や東京では取り扱う店舗も多く、駅構内に店舗があるところも多いです。千葉、埼玉、ではデパートやPASAR(パサール)に店舗があり、テレビCMも放送されていたりと身近な存在です。 今回は横浜にある、崎陽軒の横浜工場へ見学に行ってきました。 崎陽軒の工場見学はネットでも予約できますが、数分で枠が埋まります 崎陽軒の工場見学は以前から行われていましたが、2017年8月にリニューアルしました。看板商品の「シウマイ」に加えて「弁当」製造ラインも見学できるようになりました。 また、これまで一日の受け入れ人数は100名様でしたが、リニューアル後は1日180名様と大幅に増えました。 予約方法も電話予約のみの受付でしたが、インターネット予約もできるようになりました。 工場見学は、毎月末と年末年始を除いた水・木・金・土曜日に開催されています。工場見学は平日しか行っていないというところも多いですが、土曜も開催されているのでファミリー層にも人気です。 工場見学の所要時間は約90分で、開催時間は9:30~、11:00~、12:30~、14:00~の4回に分かれています。駐車場は3台となっていますので、工場見学の予約時に駐車場も一緒に予約します。 工場見学の予約受付は、見学日の3ヶ月前の同日0時に開始されます。なので希望する日が決まったら、開始時刻と同時に予約をしましょう。 私は土曜日に見学希望だったので、受付開始の0時にしっかりスタンバイして臨みました。予約サイトは繋がりにくくなっていましたが、なんとか無事に予約を済ませたのが0時7分。もうカレンダーには×がついていました。大人気なのは知っていましたが、わずか7分で受付終了になるとは驚きです。 もし予約手続きの途中で満席になってしまった場合は、自動的にキャンセル待ちへ切り替わります。また、予約ページのカレンダーに×が付いていても、キャンセル待ちに登録することができます。その時点で何人がキャンセル待ちをしているか、人数も見られます。 第三京浜道路の港北I.C.からすぐの場所で、もう工場が見えているので迷うことはありません。工場の入口には見慣れた崎陽軒のショップもあるので、工場見学にありがちな入口どこ問題も起こりません。 崎陽軒の工場見学はグループに分かれて見学し、土足厳禁です 受付で名前を告げると、首から提げる工場見学用のネームホルダーを渡されます。この日は赤と緑があり、2グループに分かれて見学します。 工場見学中はお手洗いに行けないので、必ず先に済ませておくよう言われます。お手洗いに行くのも用意された専用の履き物に履き替える必要があります。 最初は崎陽軒の歴史VTRを見るので、お手洗いを済ませるとそのお部屋に案内されます。工場見学の方が揃うまで、お子さんには「シウマイ弁当」のパズルや「崎陽軒のシウマイレシピ」など待ち時間も飽きないよう心遣いを感じます。 この「シウマイ弁当」のパズルですが、いつも見ているから簡単だろうと思って始めたもののこれが意外と難しい。こっちじゃないあっちじゃないとやっていると、待ち時間はあっという間でした。 崎陽軒のシウマイ工場は小学3、4年生の社会の教科書にも掲載されています。しかも数ページに渡って書かれていました。我が家の子どもたちも教科書で見たと大喜びで、家に帰ってからも復習するようにじっくりと見ていました。 崎陽軒工場見学は「歴代ひょうちゃん」の展示からスタート 映像を見終わったら、工場見学スタートです。私たちのグループは「歴代ひょうちゃん」から。もう一つのグループはもう一つ映像を見た後でシウマイの製造工程見学からスタートだったようです。 ずらりと並んだひょうちゃんは圧巻で、写真撮影タイムまで設けてくれます。 初代のひょうちゃんは1955(昭和30)年に漫画家の横山隆一さんの手により誕生しました。いろは文字にちなんで48種類あります。どれも味のある表情をしています。 二代目ひょうちゃんは1988(昭和63)年に誕生し、イラストレーターの原田治さんがデザインしています。創業80周年を記念したもので、80種類登場しました。原田治さんらしい、かわいらしさあふれるデザインになっています。三代目ひょうちゃんは2003(平成15)年からで、初代ひょうちゃんの復刻版になっています。期間限定やレアものなど、特別なひょうちゃんも展示されています。 2015(平成27)年にひょうちゃんの還暦を記念した赤いちゃんちゃんこを着たひょうちゃんも展示されていますが、特にレアだった金色の還暦ひょうちゃんはカメラを向けずにはいられません。 その他にもキャッツやオペラ座の怪人、JRや横浜・F・マリノスとのコラボひょうちゃんなど一つ一つじっくり見たくなるひょうちゃんは大人も子どもも夢中になって見ていました。 崎陽軒のシウマイ原材料は9つのみ、冷めてもおいしい秘訣は? 崎陽軒の工場見学は、展示物は写真撮影はできますが工場で製造している様子は撮影することができません。後からじっくりと製造の様子を見直したい方は、しっかりとパンフレットに載っていますので安心です。 せっかく崎陽軒の工場見学に来たからには、知りたいのがシウマイのおいしさの秘密です。もちろんその秘密もしっかりと教えてもらえます。崎陽軒のシウマイに使われている原材料は、豚肉、玉ねぎ、干帆立貝柱、グリンピース、塩、こしょう、砂糖、でんぷん、そして皮用の小麦粉の9つのみです。 工場見学では原材料が展示されていて、干帆立貝柱は手に取らせてもらえます。この干帆立貝柱を一日水に漬けて戻してから使うことで、豚肉のうま味も引き出し冷めてもおいしいシウマイが完成します。…
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以前テレビで見て、食べてみたいと思いながらなかなか食べる機会のなかったお弁当があります。今回ちょっとしたお弁当が必要な機会があったので、「桃六」の「茶飯弁当」を買いに行ってきました。 東京・京橋の「桃六」は、森光子さんが愛した楽屋弁当 私が「桃六」の「茶飯弁当」を知ったのは、大好きなNHK「サラメシ」でした。お弁当の魅力もさることながら、「森光子さんが愛したお弁当っておいくらするのかしら」とドキドキしたのを良く覚えています。その庶民的なお値段に驚き、ますます興味をもちました。 高級料亭のお弁当ではなく、和菓子屋さんが作るお弁当。楽屋見舞いで「桃六」のお弁当をいただいて以来、「桃六」のファンになったのだとか。ことあるごとに森さんはこちらのお弁当を差し入れたり、振る舞ったりされていたそうです。 私も小さい頃私もよく食べていましたが、和菓子屋さんのお弁当やおむすびって普通のお弁当屋さんのお弁当とは全く違って、もち米だったり独特なのがいいんですよね。 「桃六」は都営地下鉄宝町駅、東京メトロ銀座線の京橋駅が最寄り駅です。 創業は明治2年(1872年)という老舗ですが、ビルに1階にあるきれいなガラス張りのお店になっています。 店頭には、きれいな色合いの季節の和菓子だけでなくどら焼きやお団子などの定番の和菓子が並べられています。どれも全部食べたくなるほど魅力的。 こういう時はその時に食べたいものを選ぶのが一番です。家に帰って選んだものを食べながら「あっちのも美味しそうだったなー」と思うのもそれはそれで楽しいものです。 「茶飯弁当」の茶飯は、もち米がほんのりしょうゆ味 茶飯と聞くと、ほうじ茶などでお米を炊いた奈良県の郷土料理が有名ですが「桃六」の茶飯はそうではありません。一升枡で蒸したもち米に、桃六特製のしょうゆダレを加えた茶飯はほんのりとした茶色をしています。 静岡県浜松市あたりの遠州地方では「さくらご飯」と呼ばれ、合格祈願の縁起物として出されたり給食などでも出ることがあるそうです。一番近いのは具なしの炊き込みご飯、でしょうが、具がないからこそシンプルなもち米の甘みやしょうゆやだしの風味を感じることができます。 茶飯のおいしさはもちろん、れんこん、ごぼう、たけのこ、椎茸、にんじん、こんにゃくの煮物のおいしさにも驚きます。しっかりと味付けされていて、どれを口に運んでも感動を覚えるほどちょうどいい食感、そして味わい。 見た目に派手さはありませんが、その後「あのお弁当おいしかったなー」と思い出して幸せの余韻に浸れるお弁当でした。 和菓子屋さんの「桃六」では、どら焼きもおすすめ 「桃六」には沢山の和菓子がありますが、悩んで悩んでどら焼きを買って帰りました。森光子さんが国民栄誉賞を受賞したときは、「桃六」のどら焼きを関係者に配ったそうです。 ずっしりとした重さのあるどら焼きです。どら焼きの生地はふんわりとしたものと、しっとりとしたものがあります、「桃六」のどら焼きの生地はしっとりタイプ。そして、しっかりと餡と一体になっっています。そしてふわっとお酒のいい香りがします。 どら焼きの原材料を見てみると「砂糖、小麦粉、大納言、卵、蜂蜜、味醂、ブランデー、膨張剤」となっています。いい香りの正体はブランデーだったんですね。 どら焼きの皮の、砂糖の甘さだけじゃないしょっぱさや香ばしさもしっかりと感じられます。こうして書いている今も、また食べたくなるそんなどら焼きです。 お箸にも印刷されているように、「桃六」の名物は桃太郎だんごです。 桃太郎だんごも食べたいけれど、「茶飯弁当」も絶対食べたいしどら焼きも欠かせません。どら焼きは翌日食べても大丈夫なので次は桃太郎だんごも買ってこようと思います。